こっちを向いて
晴矢sideA
「それでね、、、、、」
公園のベンチに座った俺の隣で花恋が楽しそうに話す。
その笑顔を見ると胸が苦しくなる。
伝えなければならない。
俺の本当の気持ちを。
「あのさっ」
話し途中の花恋の言葉を遮り俺は言葉を発した。
「何?」
いつもと変わらない真っ直ぐな瞳で俺を見つめる彼女。
その瞳に一瞬迷いが生じた。
でも、このままじゃきっと俺は花恋を傷つける。
俺は少し視線を剃らし、いっきに告げた。
「……………別れ………………よう」
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