[携帯モード] [URL送信]

こっちを向いて
発見(真希side)
「見間違いかな?」



校舎に入り亮介を探して数分。


亮介らしき人どころか誰もいない。


もうチャイムも鳴り、授業も始まってる頃。



「見間違いで授業サボるとかアホだな私」


諦めかけ、裏庭ででも時間を潰そうかと思った時だった。


誰かの鳴き声が聞こえる。






微かに聞こえる声を頼りに私は歩き始めた。



段々声がはっきり聞こえ始め階段を登る。



この声・・・・・・・



知らない鳴き声が知ってる声だということに気がついた。




未里・・・・・・?




未里が泣いてる。




その声の主が未里だと確信し早足で階段を駆け上った。



どうして未里が泣いてるの?



何があったの?



最後のターンを回り未里の姿が見えた。



「みさ、、、」



そこまで言いかけ、口を押さえた。


というか、足が止まり、声が出なかっただけ。



どう・・・・して・・・?


私の目に飛び込んだもの。



それは、





大好きな親友と片想い中の彼が抱き合っている姿だった。






[*前へ][次へ#]

第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!