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君に届く歌
そのよん

白蔵様より質問、アルカディアより『ルーアの名前』について。


以下、ルカ→ル、イクセ→イ、ルーア→ルーでお送りします。

イ「ルーアに質問来てるぞ。どれどれ、ルーアは作ってくれた人に何て呼ばれてたんだ?」

ルー「その人の息子の名前で呼ばれてたよ。僕はその子を元にして作られたから」

ル「そう言えば亡くなってたんだよね?」

ルー「うん。体が弱かったみたいで、病気で亡くなったんだ」

イ「ちなみに何て呼ばれてたんだ?」

ルー「ラピス、だよ。瞳の色と同じ」

ル「でも寂しくなかった? ルーアもその人も。いくら姿を似せても死んだ人は戻らない。戻って来ないのに」

イ「そうだな……」

ルー「……そうだね。僕をラピス、って呼ぶ時、あの人は凄く悲しそうな顔をしてた。きっと分かってたんだよ。いくら姿を似せてもラピスの魂は宿らない。……僕は彼じゃないから」

ル「でも、その人はルーアを大切にしてくれた。“ラピス”とは違うかもしれない。でもルーアだってその人の子供なんだから」

ルー「うん、うん……。ごめんって泣きながら謝って、それで……」

イ「ルーア……」

ル「ルーアの“おとうさん”なんでしょ。きっとラピスと一緒にルーアを見守ってくれてるよ」

イ「ああ、きっとな。だからお前も二人に恥じないよう“生きろ”。精一杯生きて、いつか言えばいい。ありがとう、って」

ルー「いつかきっと、必ず……。お父さん、……ラピス」


終わり

何故かシリアスに……。ありがとうございました!



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あきゅろす。
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