[携帯モード] [URL送信]

ん …小説
準利

ベットの上に正座したまま準サンを迎える。

「準サン。」
「……なんだよ。」


「聞きたい事があるんだ。」




Love・Love・Love!C




緊張してきた。

握った拳が震えるし。
緊張して頬っぺたも赤いだろうし。

今の俺、はたからみたら変な奴なんだろうな。

でも、それくらい真剣な事。


風呂上がりだからか、準サンもほんのり赤くなっている。


「聞きたい事…?」


――――ギシッ…


ベットが軋む。
準サンが隣に座った。


「……俺、準サンの事好きだよ…?」
「うん…。」


顔に穴が空きそうなくらいに、準サンが俺を見ている。


気がついた時には、準サンが間近にいた。




――か、顔が近いよ



頬がますます赤くなってしまう。


「あ、あのね…。
…そのっ、……じゅ、準サンは…」



準サンは、俺の事を好き?!


目を逸らしながらそう聞こうとした。
でも準サンが話す方が早かった。


「利央、不安なのか?」

準サンから思いがけなく優しい言葉がかけられて俺は目を見開く。


「…っ!!うん、ずっと不安だったんだよ!」


もしかして準サン、俺の思ってる事分かってくれたの?
俺が準サンに本当に好かれているのか不安だった事、気がついてくれてたんだね!!


「大丈夫、ちゃんと優しくするから…」


真剣な顔で準サンは俺に話し掛ける。

…準サンがこんなに俺の事考えてくれていたなんて…!!

今なら死んでも後悔しないかも…


喜びに浸っていた俺の上に準サンがまたがってきた。



ドサッ


ベットに倒れ込む。

「準サン?」


準サンの前髪が重なって、彼の表情が見えない。

…準サンを見てるといつも思うんだけど、準サンの前髪はもう少し切った方が良いなぁ。
もったいないよ。せっかくカッコいい顔してるのに、前髪で隠れて良く見えないなんて。


ポツポツと、準サンは話出す。


「……三か月…、我慢したんだ…。」
「へ?」


「お前が痛くならないように、ちゃんと勉強したし…」


何を勉強したんだろう…?


「…もう良いだろ。……今日は…するから、な…?」


ボソッと呟いて、準サンは俺の来ているパジャマの裾をから手を入れた。





……って、えぇえぇぇ?!!


「ちょ、ちょ、ちょっと!待って準サン!!!な、なな何してんの?!!」


真っ青になりパニックに陥った俺に、彼が放ったとどめの一言。


「…は?
何って…子作りすんだろ?」


…えーっと……?

それって、もしかしなくてもアレですよね…?


「こ、子作り……?」
「うん。
…何のことか、分かるよな?」


いやうん分かるよ。分かるけど…。

もしかして…この人、最初からこのつもりだった?

「優しくするから」って…そーゆー事?



まじですか、準サン……


もう自分の顔が赤いんだか青いんだか分からない。



別にね、準サンのこと好きだから。
シたいかシたく無いかで言ったら、そりゃ、ねぇ。……俺だって健全な男子高校生ですから。

多分この状況からいって俺が下になるんだろう。まぁ大好きな準サンのためなら100歩譲るとしても。




これだけは確かめたい。


これだけは、譲れない。


「準サン教えて、」
「なんだ?」

「準サンは俺の事、好きですか…?」

―――――――――――
スイマセン続きます(汗)

[*前へ][次へ#]

あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!