朝目覚めての幸福(雷門夏未) 私の日課 それは夏未お嬢様を迎えに行くこと チャイムを押すとエプロン姿の夏未さま ん?おかしい 料理の苦手な夏未さまがなんでエプロンなんか 嫌な予感がした まさか円堂守に? 「円堂守に…ですか?」 「へっ…な、何で円堂くんが…!」 言った瞬間に頬を真っ赤にする夏未さま 悔しい一緒にいる時間は私の方が長かった筈…なのに 私よりも多く夏未さまの色々な表情を円堂守は見ている それが悔しい…。 「良いですよ隠さなくても…私にくらい応援させてください。」 「おなまえ?な、なにを勘違いしているかよくわからないけど料理はえ、円堂くんの為では無くってよ…」 「じゃ、じゃあ誰の為だと?」 「…貴女によ」 照れながらそう言った夏未さま 「か、感激です!私の為にわざわざ!」 「いつも朝迎えに来てくれてるお礼よ」 「食べて…良いですか?」 「ええ…はい」 そう言って渡されたのはこんがりと焼けた美味しそうなクッキー 「頂きますね…」 ぱくり…と一かじりする… (んっ!?)(おなまえ!?)((しょっぱい!)) *まえつぎ# |