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続き物
B
「ね、ね…ブルース」

「何でしょうなまえさま」

「遊園地ってどんなところ??」

「そうですね…沢山遊具があり子供たちや家族の笑顔が絶えない場所です。」

「へー、そうなの…それにしても伊集院遅いわね…」

「部屋の確認だと言ってましたが…」

「でも、ブルースを置いていってくれて良かったわこんなところ一人で待たされても心細いもの。」

「それなら炎山さまに感謝の言葉を伝えてみては??」

「なっ!ブルースまで何言ってるの!」

「それがニホンのスタイルです」

「確かにそう…聞いたことあるけど…」


うつ向き眉をへの字に曲げるなまえ。


「ブルースとはよく喋るんだな」

「伊集院…」

「なまえさま…」

「わかってるわよ…伊集院」

「なんだ??」

「なんか、色々アリガト…」


PETを渡しながら
お礼を言うなまえ照れているのかほんのり頬が赤い。


「フッ、当然のことをしたまでだ…」

「あっそ…早く部屋に案内してよね」
「そうだったな」

こっちだって言われて連れてこられたのは白を基調とした一つの部屋

まあ…良いじゃない。


「気に入ったかなまえ??」

「まあ…ね」

「着替えなどはメイドが全部準備して持ってくる、食事は…」

「一人で食べるわ。」


炎山の言葉を遮るなまえ


「良いのか?」

「ええ、それに気楽だし。こっちに持ってこさせれば良いでしょ」


パパから聞いたことがある。
お前の今度の婚約者は副社長をやっていてとても忙しい方なんだ…って
あと…お願いだから今回は失礼の無いようにしてくれって言ってたっけ…。


まあ、会って早々そんなことする必要無かったけどだってボディーガードが伊集院だなんて知らなかったし。


あれ、全然関係ないことまで喋ってる…
と言うか、まあそういうわけで色々大変そうだから気遣いをしてやろうじゃないってことよ。


「では…言葉に甘えさせて貰う。」

「ええ」


炎山が去ると途端に静かになる室内

はー…と、溜め息を溢しながらベッドに横たわる。


それから暫くしてメイドが食事を持ってくる
ありがとうって言えば
は、はい!…失礼いたします!って
慌てて退室


可愛いじゃないなんて思いながら
運んできた食事を口にして
少し休んでからお風呂に入りほわほわとした気分のまま
用意された着替えに身を包んで髪を乾かす。



(寝る前に伊集院の顔が出てきてびっくりしたのは内緒)

*まえつぎ#

あきゅろす。
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