veryshort
明日葉郁
同じクラスの明日葉郁くん。
草食系で可愛いくてたまに毒づく(会話聞いてるとたまーに酷いこと言ってるよね!!)そんな明日葉郁くん!
そんな彼は毎日通う場所がある
私も入りたいけどどうしても入れない理由があったりする。
それは保健室の先生
私もよくお腹とかが痛くなっちゃって前までは利用させてもらってた。
優しくて美人な可愛い先生が恐い先生に変わってしまうまでは…
あの先生になるまでは教室でお弁当を幸せそうに食べてたのに
保健室でお弁当食べるようになっちゃうし
今まで藤くんとか美作くんとかとそんなに仲良く無かったのにいつも一緒にいて近づきにくいし
うう…どうしよ…。
私はただ明日葉くんを見ていたいのに…!!
あの恐い先生になってからすごく怖くてとてもじゃないけど近づけない!
「きゃっ!」
「ひっ…ななしちゃん…だ、大丈夫?」
「あはは…転んじゃった…。」
マラソン大会の練習中に明日葉くんのこと考えてたからみのり先生が集中しなさい!って私に罰を与えたのかも…
美玖が心配そうな顔をして覗き込む
いきなり隣で走ってた人が視界から消えたりしたらそりゃ驚くよね…。
「あうう…ななしちゃん…ち、血が…。」
「あ…本当だ…。」
「保健室に行かなきゃ…」
「うええ!?保健室!!…や、やだよ…」
「でも…」
「あの…みょうじさん…」
ポンと肩に手を置かれる。振り向けばそこにはついさっきまで私が頭を悩ませていた相手。
「アシタバくん…」
「保健室…一緒にいく?」
「え?」
「え…あ…いや、保健室って聞こえたから…」
「あ、あの…」
「うん?」
「どうせならアシタバくんが消毒してください!」
「え、あ…えーっ!?」
「あ…」
どうしよ…つい本音が…。
「ごめんね、違うの!えっと…」
「僕で良かったら…」
「え??」
「結局保健室に行かなきゃ行けないけど…」
「あ…うん!」
(みょうじさんハデス先生に会うのが嫌だから僕に頼んだんだよね??)(え、え??あ、うん…)((ほんとは違うのにっ!!))
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