veryshort 七海春歌 「春歌ー」 「ななしちゃんどうしたの?」 「私…アイドルなるのにこんな…こんな性格で大丈夫かな。」 「性…格?」 「うん…あんたはいいよね天然で可愛いし素直だし…鈍感だし。」 「(鈍感なのはななしちゃんなんじゃ…。)」 「はあ…私、素直になりたい。」 「大丈夫だよ!ななしちゃん!」 「えっ!?」 春歌はガシッと私の手をつかんで目をキラキラ輝かせると 「大丈夫!そのままの路線でななしちゃんは充分人気あります!」 「へ…」 「何よりも!」 「ひっ…」 泳いでいたもう片方の手も掴むと耳元で 翔くんといるときのななしちゃんの笑顔が最高です。 「な、な…絶対ない!」 だってそれって私が来栖のこと… 好きみたいじゃない。 [*まえへ][つぎへ#] |