Main 向日葵の約束 あの駅の改札口でまた 別れる線路の先 いつかは巡り逢うと絡ませた約束 せき立てるベルは遠く 近づく滑車はどこまでも軋む 頼りない糸を信じるしかなくて 胸に引き寄せたお互いの小指にキスした わざと見なかった相手の顔 ちゃんと笑えたらよかったのに 身を乗り出して泣いた君に 僕は花を贈ろう 見えない約束の代わりに 黄色い花を贈ろう またここで君と笑う日まで この色を覚えていて 記憶の片隅で待っていて それまでは「さようなら」 歪む君の姿 涙のかげろう中で 小さくなる太陽に手を振る また、ここで *♯ |