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犬馬の心







パンッ!!

僕は目の前に居た男に頬を叩かれた。
乾いた音と共に感じた鈍い痛み。
頬にじんわりと熱が集まる。

「おい。目立つから顔は止めろよ」

「ははは、悪ぃ悪ぃ。でもおかげで静かになっただろ?」

「なぁ、もうヤっていい?」

そう言った別の男が僕の前髪を再び掴み、顔を上げさせた。
カチャカチャとベルトのバックルを外す金属音。…そして取り出されたのは大きく反り勃つ男根。

「やめっ…!!」

反射的に肩を震わせ顔を反らすが、逃げられるはずもなく、それを無理やり開かされた口に押し込まれた。

「んぐ…っ」

余程我慢していたのか、既に先っぽは湿っていた。それにより、口の中に広がる独特の生臭さと苦味。

「うわ…やべぇよ。あの猫西が俺の咥えてる。…たまんねぇ」

男根を咥える僕をうっとりした顔で見つめる男。その息は「はぁはぁ」と荒く、興奮を抑えられないようだ。
口の中でドクンと脈を打ち、より質量を増やした。僕の小さな口ではその大きくて太い男根を咥えるのがやっと。
しかし、男はお構いなしに腰を動かし始めた。

「んっんっんっ!!!」

「はぁ…やべぇ。気持ちいぃ…」

「ん゛ーっ、んんんっ!」

無理やり抜き差しされる男根は僕の喉を容赦なく突く。
何度もこみ上げる吐き気に涙が溢れ、口の端からは僕の唾液と男の先走りが零れ落ちる。





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