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犬馬の心






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グイグイと引っ張られて、引きずられるようにやって来たのは真っ暗な空き教室。

「痛い!先輩痛いよ、離して!」

ここまでくれば流石の僕も落ち着き払っては居られなくなる。
掴まれた腕を離そうともがいてみるが、華奢な僕ではビクともしない。

「みんな!連れて来たぞ」

先輩はドアを開けると僕の背中を乱暴に突き飛ばした。
その衝撃で床に倒れ込んだ。

「…ッ…(痛ったいなぁっ!)」

僕を見下ろす先輩を精一杯睨み上げるが、先輩は馬鹿にしたように笑った。

…ガサガサと人の気配を感じる。
先輩の仲間だろう。室内で待っていた数人の男達が僕を囲んだ。

男達の1人が、僕の前髪を掴んで無理やり顔を上げさせる。

「猫西蘭じゃん!超可愛い〜!!マジでヤって良いのかよ??」

「当たり前だろ。その為に連れて来たんだから。可愛がってやってよ」

先輩の楽しそうな声を合図に仲間達は一斉に僕を押さえつけて、強引に制服を脱がしにかかった。

四肢を押さえつけられて身動きの取れない僕はあっという間にズボンとパンツを脱がされた。
今僕を覆うのは前のボタンを全て外されたワイシャツのみ…。
最後の足掻きと、動く範囲で必死に手足をバタつかせ、叫ぶ。

「やめてよ!!嫌だっ!!」

「うるせーな!少しだまってろ」





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