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小説2
黒翼塔の王冠*


腰を後ろへグイ!と引き寄せられ、ルーファがジェムの背に胸をつけるように密着する。
「ヒッ―!ぁ、あッ…ぃぁあああ゛―――!!ぃあだッ……ゥア゛」
ジェムが叫ぶ中、巨大な性器は、容赦なく処女アナルを一番太い先端の亀頭でググ!と姦通した。
ズプン!と音を立てて、アナルが亀頭に犯されたのだ。
「わかるかジェム…先端が入ったぞ」
ジェムの背を後ろから舐め上げながら、耳元に熱く囁く。しかし初貫通のショックが大きすぎたのか、ジェムは言葉にならない。
死ぬほど辱められ、頭と体が屈辱と絶望にまみれていく。
「根本まで入れてやる」
ルーファの蹂躙は止まらなかった。先端の大きい亀頭が中を押し開き、ズプププッ!と音を立てて長大な竿が処女アナルを最奥まで犯していく。
内臓を押し上げ、あり得ないほどの長さをのみ込んだ時、ジェムは苦しさと酷い喪失感にポロポロと涙を流した。
とうとう自分は死ぬほど憎い敵(かたき)に犯されたのだ。
「…全部入った」
ルーファは満足げに吐息を零し、ジェムの体を後ろからギュッと抱きしめた。

「中が熱くとろけて俺を貪欲に喰い絞めてくる…お前の中は温かいな」
最高だ、と耳元で睦言を囁き、髪にルーファがキスするのを拒否できない。
抵抗しようにも精神が衰弱しきって指一本動きそうになかった。
「ふっ、うッ―く、もぉ…ぬぃ―くれ…ヒクッ…ぬっ、ぃて…ぁあ」
闘士としてのプライドも矜持も陵辱され、地に堕ちた。男に玩(もてあそ)ばれる存在に貶められる。

「駄目だよ。言っただろう?」

『嬲って使い込んで中が俺の形になるまで許さない。ここに俺を、男の味を覚えるんだ』

ジェムの頭に悪夢のような宣告が蘇ってくる。
同時に、薬で熱(ねっ)しきった中や体がルーファの性器と脈動するようにうずきだして己の体に戦慄した。
「さぁ、お前の中を俺に楽しませろ」
そう言うと、ルーファはゆるい律動をし始めた。性器をゆっくりと引き抜かれるとゾワゾワと中をすられる感触に悪寒がとまらない。
しかし、すぐに窄(すぼ)む中をまた押し開くように雄が割り入ってくる。

ジェムはガチガチに固まったまま、体は熱しながらもまだ従順に快楽を受け入れずにいた。
(いやだ、感じたくない)
ジェムは首を振って、今の状況を否定するようにルーファへの罵倒を繰り返した。
しかし、その抵抗も中のうずくいい所を擦られる感覚に、背を大きくビクリと仰け反らせる。
先ほど指で嬲られた前立腺を、今度は大きく張り出たカリで引っかかれたのだ。
それに気づいたルーファがニヤリと笑いながら、今度はそこを狙って軽く突き上げた。
「っ…ぃんん゛!」
中のこぶを潰すように奥まで突き、大きなカリで引っ掻くように引き抜かれる。
そしてそのまま、後ろから前に手をやり、触手に根本を縛られたジェムの性器を弄りだした。
気まぐれに揉みしだいては軽くすいたり陰嚢を下から押し上げたりと玩ばれる。
すると、中を喰い絞めるだけだった体の強(こわ)ばりが、少しずつ少しずつ、解かれていく。
そして一番敏感な亀頭の先端を、親指でグチグチと何度も激しく潰された。
「ぅくっ―ぃああ゛」
ゆっくりと馴染むように浅く中を抜き差しされながら、尿道口を弄られる。
そしていつの間にか、四肢を拘束していた触手が蠢き、ちょうど目の前にあった何本かの肉蔓が、徐々にその形を変えていく。先端がみるみる蛭の口のようにすぼまり、その中から細い舌のようなものがのびるように出入りしているのだ。
「っな゛!ヒッ―ふぁ゛!?」
それはジェムの下で這いずりまわり、紅くトガってうずききっていた両胸に、すぼめた口のような先端でいきなり吸い付いてきた。
同時に、ルーファが弄る性器の先端にも吸い付かれる。
尿道内にたまる、溢れるような先走りまでズルズルと吸われ、たまらず体が溶けるような感覚が走る。
ジェムの強ばりが弛んだのを見計らって、ルーファはギリギリまで引き抜いていた剛直を、一気に中の瘤めがけて突き上げた。
「ンゥッく―ぁあああ゛―!!」
不意をつかれ、身構える事もできず、快楽が体を直撃する。
ピクピクと震えるジェムの腰を掴みながら、中の具合を確かめるようにルーファは言った。

「まだかなり固いが少しは馴染んだようだな…さぁ今からが本番だ…開いて閉じなくなるほど、一度ここを壊してやる」



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