男色悪魔ジル・ドレイクVS男色天使@アンケート三位

 神父姿のジル・ドレイクは、嵐の夜……雨が打ち付ける窓辺に立って呟いた。「悪魔には心地よい嵐の晩だ」
 明かりが灯った部屋の中では、全裸の男天使の肉棒を18歳の人間の男がア●ルで受け入れていた。
 白い翼を背中から出した天使が、抜き挿しをするたびに18歳の男の口から快楽の喘ぎ声が溢れる。
「あッあッあぁぁ」 天使と人間の男色セックスを横目で見ながら、ジル・ドレイクは。
「とんでもない好き者、天使だな」と、飽きれ気味に呟いた。

 瀬戸内海に浮かぶ、住民がいない小島の一つに、いつの頃からか一人〔一匹〕の悪魔が住み着いた。
 男色の悪魔は島に教会を作り、偽りの神父になった。
 島には時おり、美形の男たちが何かに引き寄せられるように渡ったが……誰も島からはもどってこなかった。
 別島の漁民たちは、悪魔が住む島のコトをこう言って恐れた………【男色島】と。

 ある日、各島に物資や人を運ぶ一隻の船が黒雲の下、波を立てて【男色島】へ向かっていた。
 船には中年男性に連れられた18歳の男と、刑事が一人乗っていた。
 前方の【男色島】を見ている男性刑事に、操縦をしている船長が言った。
「刑事さん、あれが【男色島】でさぁ」
 若い刑事は無言で島を見ている。
 中年男性に連れられて島に向かっている、18歳の男は少し怯えている様子だった。
 船長が言った。
「今まで何人も男をあの島に運んだが、誰一人ももどっては来ねぇ」
 船が島の桟橋に着岸すると、中年男性と18歳の男……それと、若い刑事は船から降りた。
 桟橋では神父姿のジル・ドレイクが待っていて、18歳の男を連れてきた中年男性に謝礼金が入った袋を手渡し。中年男性が船にもどるのを若い刑事は、ただ眺めていた。
 18歳の男と若い刑事を島に残して、船が離岸する時、船長は揺れる船の操縦室からジル・ドレイクに向かって。
「一週間後に、神父さんがネットで注文した、生活必需品を持って島に来るさぁ」
 そう言い残して去っていった。
 船が見えなくなると、ジル・ドレイクは18歳の男の胸に付けられていた名札を見た。
「名前は『那智』か、写真通りの美形だな……よろしく、オレが那智を買った主人だ」
 中年男性は人身売買組織の一員で、那智は商品だった。
 ジル・ドレイクは、怯えている那智の肩に手を添えると、恋人と一緒に並び歩くようにチラッと若い刑事を見てから、島の教会へと向かった。
 壁に蔦が這った、【男色島】の古い教会……ジル・ドレイクは那智と、若い刑事に食堂で食事を差し出した後……二人を礼拝場の方に案内する。
 何も崇められていない、礼拝場でジル・ドレイクはいきなり那智に向かって人並み外れた悪魔のチ●ポを露出させて言った。
「さあ、汚れた洗礼の儀式をはじめようか……ひざまずいて、口で清めろ……しゃぶれ」
 那智は、ジル・ドレイクの前にひざまづくと、直径が手首ほどもある悪魔の冷たいチ●ポを口に含んだ。
「んぐッ……んぐッ」
 頭を前後に動かして苦しそうに喉の奥でフェラチオをしている那智の頭を、さらに押さえつけたジル・ドレイクはガシガシと那智の頭を動かして……フェラチオからイラマチオに変えた。
 ジル・ドレイクが言った。
「汚れた聖物だ、口で受けとれ……呑み干して、体の中から汚れろ!」
 ジル・ドレイクは那智の口の中に、悪魔の精液をドプッドプッと流し込み、那智は喉を鳴らして飲み込んだ。



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