女体改造手術C

 性器改造を行っている男は、理魅の陰核〔クリトリス〕に感度が上昇する薬を筆で塗る。
 すぐに陰核はピクピクと反応して大きくなった。
「陰核の表面に移植した性感神経は、肉体に癒着したようだな」
 眠る理魅の体には胴体の十字切開された部分には、軟質クリアー素材のカバーがハメ込まれ──生々しい、人工臓器とバイオ臓器が埋め込まれた内臓が見えた。
 胴体に掛けられた白いシーツからは、豊胸手術をされた乳房と切開部分と性器部分だけが切り抜かれた穴から覗いていた。
 すでに腕と足の改造は終了していて、手術傷は縫合され巻かれた包帯の表面には血が滲んでいる。
 ペリカンのクチバシのような膣口拡張器具で、押し開いた膣内にペンライトの光を当てて内部の膣壁を覗き込んでいた男が言った。
「見ろよ人工造型にしては本物以上に本物らしい……丁寧でいい仕事をしている……こりゃあ名器だな、この改造された女とヤレる政府要人は幸せ者だ」
 ハケと筆で性器と人工肛門の周辺の沈着した皮膚色素の脱色をしながら、男が呟く。
「昼間、色素処置をされていた豊胸乳房の乳首と同じ、綺麗なピンク色に性器も変えてあげるからね……ふふふっ」
 手術台の上に大の字に手足を広げた格好で眠らされた、理魅の性器に変態改造をしている男に同僚の男が訊ねる。
「最初は全身の皮膚を人工皮膚に張り替えるようなコトを言っていたが、あれは変更になったのか?」
「あぁ、全身の皮膚を剥いで交換するのは手間が掛かるからな……それに、理魅が寝るターゲットの中には手術縫合痕マニアがいるらしいコトがわかったから」

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