第二催眠マジックショー@〔男性尿失禁編〕

 その日……女性催眠マジシャン『眠ヶ丘冷夢』の楽屋に、怪しげな人物が訪れた。
「ある屋敷で、淫らな裏の催眠マジックショーをお願いしたい」
 顔の上半分をベネチアンマスクで隠した男から受け取った、裏催眠ショーの要望用紙に目を通した冷夢は顔を少ししかめた。
『快感に我を忘れた男性が尿失禁するシーンを希望』? 男性が快楽に溺れて失禁?」
 冷夢が男に説明口調で言った。
女性の場合は男性よりも尿道が短く、男性と違って前立腺が無いために、括約筋の力が弱いから快感で尿失禁する場合もあるけれど……男性が快感で尿失禁するっていうのは? 本当にこんな場面を見たがっている変態がいるの?」
「会員制倶楽部の金持ち連中の中には、通常の催眠ショーでは満足できない者もいますからね……催眠を施す、精力絶倫の男はこちらで用意します。あなたのマネージャーの方には話しを通してあります」
 提示されているショーの報酬は悪くなかった。
「催眠ショーというよりも何かの人体実験みたいね。わかった……淫らな裏の催眠ショー、引き受けたわ」
 そう言って、冷夢はクスッと淫靡な笑みを浮かべた。

 裏催眠ショー当日……某屋敷の地下に用意された怪しげなステージ。
 すでに前催眠処置を施された、今回の被験体男性は虚ろな目でステージに立っている。
 冷夢のアシスタントを務める、ベネチアンマスクの男性二名が楕円形をした。強化プラスチックのテーブルベットを被験者男性の前にセッティングし終わると、ステージの端から歩いてきた女性マジシャン衣装の冷夢が中央で両手を広げ、ベネチアンマスクで人相を隠した観客の客席に向かって一礼した。
「今宵は淫らな催眠ショーを、ご堪能ください」
 冷夢が被験者男性オスの顔面を手の平で円を描くように覆うと、オスは両目を閉じてさらに深い催眠状態に堕ちた。
 冷夢がアシスタントの男性二人に目配せをすると、アシスタントの男性たちはオスの衣服を脱がし……ステージ上で全裸にしてしまった。
 アシスタントの男性二名が硬直したオスの裸体を、楕円形台の上に仰向けに横たえさせる。
 透き通った台の上に両目を閉じて横たわる、オスの裸体がライトに照らされると。
 冷夢はオスの処術に移った。
 オスの全身の性感帯を開花させて快感の中で男性に尿失禁をさせる。
 かなり難易度の高い催眠だった……なぜなら、男性の体の構造上射精と放尿を同時にはできない。(放尿と射精を同時、行わせるコトは困難だけれど……別々ならなんとか)
 冷夢は最初にオスを快感に溺れさせて尿失禁させてみるコトにした。
 冷夢がオスの髪の生え際にフゥーと吐息を吐きかけると、台の上のオスはビクッと裸体を震わせた。
 冷夢の吐息がかかった部位の性感が開花していく……耳、、唇、首筋、肩から肘の内側、指先……次々と開花させられていく男性の性感帯に、オスは唇を震わせる。
 冷夢が震えているオスの耳たぶを甘く噛みながら囁く。

「あなたの全身は、これから快感に満ちる……でも、射精はしない……あなたは気持ち良すぎて放尿をしてしまう
 冷夢の吐息が、脇腹……胸、乳首……腹部へかかり、横臥させられ背中やヒップにも吐息が吹きつけられる。
 アヌスとキン●マに、吐息がかかった瞬間……オスは女性のような喘ぎ声を発した。
「あふぁぁぁぁぁん」
 冷夢は容赦なくチ●ポにも息を吹きかける。
 オスの体がビクッンと、大きく跳ねた。
 内股から足の先まで、冷夢が一気に吐息を吹きかけると。オスは腰を浮かせ、何度も激しく裸体を上下させて喘ぐ。

「はがあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!」
 やがて、尿道口からチョロと尿が染み出たかと思うと。噴水のように勢い良く尿が暴れるチ●ポの先端からビシャビシャ放出された。

「あぁぁぁあふんッ!」
 恍惚とした表情で腰をバタンバタンと上下させながら、尿失禁したオスは、最後にブリッジするようなポーズで尿を絞り出す。

 二人のアシスタント男性が、簡易温水シャワーで尿で汚れたオスの裸体を洗い流した。



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