女だらけの世界でメスはチ●ポの夢を見るか?Bラスト

 数十分後……素っ裸になった卯月が男が飼育されているコンクリート壁の殺伐とした部屋に入った。
 眠りから覚めていた男は、入室してきた卯月を見て上体を起こす。
「裸の女の人?」
「喋れるのか?」
「女と交尾する時のための教育は受けた……どうすれば女を満足させられるかの愛撫テクニックも教えられた」
「それなら話しは早い」
 歯を見せてニヤッと笑った卯月は、腰に手を当てて男の前に仁王立ちする。
「見えるかココにチ●ポを挿れるんだよ……男のチ●ポをこの穴にだ……挿れる穴を間違えるなよ」
 そう言って卯月は、自分の性器をクパァァァと指で左右に押し開いて男に見せる。
 納豆のように糸が引く雌の渓谷に男は生唾を呑む。

 数分後……卯月と男は自然とワラの上に横臥して、抱き合い唇を重ねていた。
「んんんんッ」
「はぁんんん」
 互いの性器を確かめ合うように愛撫する。キスの後は男は仰臥した卯月の足を開いて濡れた蜜穴をナメ回した。
 卯月が男のクンニに身をよじる。
「はおぁぁ……そ、そこはチ●ポが挿って。赤ん坊が出てくる穴……はうぅ。オ、オレの赤ん坊が出てくる穴がナメられるなんて……あぁぁッ」
 男は卯月が望む愛撫を次々としてから。
 卯月が望む体位で、男は初挿入してきた……グニュ。
 男はぎこちなく腰を動かす、それがまた逆に初々しかった。
 卯月は、男との初セックスに歓喜した。
(これが男とのセックス!? 気持ちいぃ……はひっ、オレ男とセックスしている)
 男は激しく腰を動かして、はぁはぁと言いながら卯月の中に精液を流し込み種付けをした、あっという間の交配セックスだった。
 性行為が終わってしばらく、卯月と男はワラの上で寄り添うように横たわる。
 仰臥で天井を見上げている卯月の顔を、男は潤んだ目で眺め……卯月は男の頭を優しく撫でながら言った。
「もう二度と会うコトはないからな……愛しているよ」と。

 数週間後……建築現場で働く卯月の姿があった。
 後輩〔女〕が作業をしている卯月に話しかける。
「この数週間、いったいどこに行っていたんすか? サウナで別れた翌日に、いきなり長期の有給って」
「ちょっとな、いろいろあってな」
 卯月は金属のパイプを数本、肩に担ぐと作業場へ向かう。
 男から種付けされてから、動物園内の施設で保護されていた卯月が妊娠検査薬で受胎したのを確認されたのが三〜四週間後……最新の胎児性別判定器の検査で卯月は男児を無事妊娠しているコトが判明した。
 本来なら男児を妊娠した母体は、政府の管理施設に出産日まで保護されるのが普通だが、卯月の強い要望により少しの間だけ職場で重労働でない仕事ならしてもいいという許しが出た。
(いずれは、妊娠寿退社するけど……それまで少しだけ、同僚と仕事を)
 銀色のパイプを運びながら、卯月は空いている方の手で子宮がある辺りを撫でて悦に浸る。
(おまえたち知らないだろう……オレの腹には男が入っているんだぞ……数ヵ月もすれば、オレから男が生まれてくるんだぜ)
 建設現場で働いている女たちを見ながら、卯月は自分の腹に宿った男の存在にちょっぴり優越を感じていた。

〜おわり〜


は、好みの愛撫や体位を想像しながら、お読みください。



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