並列世界からの来訪者A『白我美』来る

『裸族人類が存在する退屈でない世界』の海洋を白波を立てて進む『竜宮島』……島にある竜宮城の中庭で、我美はデッキチェアに裸体を横たえ、太陽の下……褐色の肌をさらに焼いていた。
 ビキニ後が白く残る我美は、裸で大きく伸びをする。
「ん……乙姫さまがいないと静かで平和っスね、この機会に普段できない体位でオナニーするっス
 我美は股を開くと、ネコみたいに背中を丸めて自分の性器をペロペロとナメはじめた。
 舌先を動かして性器ヒダの間をナメ回す。
「んんっ……マ●コ指で拡げてナメるっす……今日はア●ルの方までナメるっス……ペチャペチャ」
 我美が夢中でクンニオナニーをしていると、空から落下物の衝撃波が空気を震わせた……直後、何かが竜宮島に落下した衝撃が響き。
 陰部をナメていた我美はデッキブラシごと、ピョンと衝撃振動で跳ねる。
「なんすか? 今の衝撃? 竜宮城の外に何か落ちたっす」
 我美は竜宮城近くの落下地点に行ってみた。地面にクレーターができていて……クレーターの中央に、足をTの字型に水平に広げた格好で、裸の女の下半身がで生えていた。
 落下してきたらしい女の下半身には、我美と逆日焼けで色白肌に褐色の水着後がついていた。
 クレーターの底に降りた我美は、女の下半身を眺め呟く。
「いったいどうやったら、こんな水着後ができるんすか? マ●コア●ルがヒクヒク動いているから、生きているっスね……裸族人類っスかね」

 我美は女の両足を持つと「よっ」と、大根や人参を地面から引き抜くように裸の女を引き抜いた。 抜けた白我美は、グルグル渦巻き目で気絶していた。
 黒我美は白我美の顔を見て呟く。
「この顔、ボクっスか? 並列世界の白い我美っスかね……あの程度の落下衝撃で意識を失うなんて、情けないっス」
 黒我美は意識を失っている白我美を肩に担ぐと、竜宮城にもどり寝室のベットに寝かせた。
 数分後……呻き声を出しながら裸の白我美が、ベットの上で意識を取りもどした。
「うぅ〜ん……ここは?」
 白我美の裸体を、いやらしい指使いで撫で回している黒我美が言った。
「気がついたっスか……並列世界の白いボク」
「黒い我美……辿り着けたっスか」
「そうみたいっスね我美同士、引き寄せ合ったみたいっす……さあ、話すっスよ。自分のコトや、どうしてココに来たかの理由を」
 白我美は、自分がオニヒトデ宇宙人に作られた裸族人類であるコト。そのオニヒトデの神が正体不明の裸族人類に串刺しにされたコト、神から黒我美に会うように言われたコトを語った。

「どうやったら、黒我美に会えるかわからないまま『スピニングバ○ドキック』で宇宙を飛んでいたら、前方の空間に亀裂みたいなモノが現れ……飛び込んだらココへ来たっス」
「なるほど、話しを聞く限り。オニヒトデの神を串刺しにしたのは尻派の『裸族エース』みたいっスね……記録映像とかで見たっス、ボクが裸族人類として改造誕生する前に未来から姉の乳派『ターンエー』と一緒に現れたという……ボクが表舞台で活動するようになってからは一度も現れていないっス」

 ここで黒我美は、ベットに座る白我美を指差して、ビシッとポーズを決めた。
「ボクが思うに、ボクら我美は【特異点】かも知れないっス! 我美の特化能力と被る者は同時空に存在できないという『因果法則』があるみたいっスね……こちらの世界に未来からやって来たエースとターンエー姉妹は、ボクが存在しない別世界の過去や未来には行けているはずっス」
「それじゃあ、ボクの世界に居た裸族エースは……」
「白我美の特化能力と被っていれば存在できないはずっス……もしかしたら、完全消滅するかも知れない恐怖から。白我美を抹殺しようとしているかもっスね……でも、もう大丈夫っス。裸族エースが現れないところを見れば並列世界の壁を越えることはできな……」
 黒我美が言い終わる前に部屋の扉が開いて、帰ってきた乙姫が入ってきた。
「ただいま、おい我美、並列世界からの、お客さん連れてきたぞ」
 乙姫の後ろから続いて入室してきた、エースを見て白我美が悲鳴を発する。
「ひいぃぃぃ!?」

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