【アナザー・エデン】A 結晶人間『破華姉ぇ』の錬チン術師登場

 割れた甲羅の下から茹でた、薄ピンク色をした魚肉が現れた。
尻尾の方は、エビみたいな魚の味がするんよ」
 トゲカブト魚を食べている軍医タコに、裸店主が自分の乳首を弄びながら話しかける。
「そうかいねぇ、下の世界から来たんね。また遠いところから……アナザー・エデンにも、いろいろな名所があるから、楽しんでいくがええんよ」
 軍医タコが裸店主に訊ねる。
「ところで皆さん、どうして裸で? 普通人類ですよね」
「あたしらは、禁断の根野菜を食べなかった人間の子孫なんよ……あたしら結晶人間には、禁断の根野菜はニンジンだったと伝わっておるんよ」
「なるほど、ところでアナザー・エデンを案内してくれるような人の心当たりありませんか……わたしたち『生命の粘土』を探してココまで来たのですが」
 軍医タコの言葉に近くのテーブルで、ビールを飲んでいた。漁から帰ってきた裸漁師のおっさんが口を挟んできた。
「それなら『破華姉ぇ』が適任だろう……破華姉ぇなら、アナザー・エデンのいろいろな場所に行っているからな」
 軍医タコが聞き返す。
「破華姉ぇ〔はかねぇ〕とは?」
 裸店主が答える。「結晶港で一番の【婬面魚】一本釣りの裸漁師なんよ──頭部が美しい女性で体が魚の【婬面魚】〔いんめんぎょ〕を漁船の船縁に全裸で片足をかけて、釣竿一本で釣り上げる破華姉ぇの姿は豪快なんよ」
 裸漁師のおっさんはビールを注いだコップの中に、チ●コの先を突っ込むと尿道からビールを飲みはじめた……見る間にコップのビールが減っていく。
「ぷはぁ……チ●コで飲むビールは最高だな……そろそろ【婬面魚】漁も乱獲防止の休漁期に入るから、破華姉ぇも暇になるだろう、この店にも寄るから案内役を頼んでみたらどうだ」
 軍医タコが陰茎での飲酒について質問する前に、食堂に入り口の暖簾〔のれん〕をめくって一人の若い裸の女が入ってきた。
「ほいっ、今日は【婬面魚】が大量に釣れたから、一匹持ってきたぞ」
 股間に鋭角の結晶を生やした裸の女の手には、黒髪の美女の頭がついた鮮魚が握られていてビッチピッチと動いていた……婬面魚の腹には人間の女性性器がついている。

 受け取って婬面魚を厨房の、まな板の上に置いてきた裸店主が言った。
「いつもすまんねぇ……破華姉ぇ、タコのお客さん。この人が結晶港一番の裸漁師で、結晶をチ●コの形に形成するのが得意な錬チン術師の『破華姉ぇの錬チン術師』なんよ」
 破華姉ぇの錬チン術師の乳首を、現れた黒球が隠す。



 店の隅ではビールをチ●コで飲んでいた、裸漁師のおっさんが、まな板の上に乗っていた婬面魚を勝手に持ち出してきて、魚身の黒髪女の頭を両手でつかむと女の口を性具代わりにして前後に腰を動かして犯していた。
 口を性具代わりされた、婬面魚は人間の女のように「うぐッうぐッ」と呻きながら腹部の女性性器を、ねっとりとした体液で濡らした。
 どうやら婬面魚は男性の性欲処理玩具としても利用されているらしい。

「あなたは、そこでしますか……喉が乾いたから、また店の冷凍庫のコーラもらうよ」
 そう言うと、破華姉ぇはコーラやジュースが入った冷凍庫から栓を開けたコーラと、長いストローを一本持ってきた。

 コーラの瓶を床に置くと、破華姉ぇは自分のマ●コ穴にストローを挿して、瓶の上にしゃがむようにしてコーラを女性性器で飲みはじめた。
 見る間に瓶のコーラが減っていく……結晶人間は飲み物を性器で飲むようだ。
「ぷはぁ、冷えたコーラが子宮に染み渡る……ところでチラッと聞こえたけれど、あたしに案内人を頼みたいって?」
「はい、お願いしたいのです」
 軍医タコは、かくかくしかじかとアナザー・エデンに来た目的をと、一緒にいるメンバーを説明した。
 コーラを膣で飲み終わった破華姉ぇは、しゃがんだ姿勢から立ち上がる。
「裸族人類ってはじめて見た……案内人いいよ、引き受けてあげる」

 こうして結晶人間『破華姉ぇ』の錬チン術師が仲間に加わった。



裸の女店主の方言は適当です、港が近い地域の読者の方は、ご当地の方言や言い回しに『脳内変換』してお楽しみください




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あきゅろす。
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