日本国裸族襲来パニックB 黒我美と白我美の山籠〔こも〕り修行

 足には白い足袋〔たび〕を履いて、しめ縄をタスキ掛けした、元イカ側裸族人類の半裸人類がポーズを決めて名乗る。
「日本大好き、『女将ニッポン』参上!」

 それと、もう一人……階段を登ってくるバイクの爆音が聞こえ、炎をまとったオートバイに股がった、シースルーなライダースーツに裸体を包んだ丸見えの裸女が現れた。
 その髪は燃え盛る炎の髪で、顔の半分は見る角度によって骸骨顔に見える。
 裸女の炎の人妻ライダー『アカネ』だった。
 アカネの髪が炎から黒髪に変わる。アカネが言った。
「なんだかわからないけれど、呼ばれたからダーリンとの愛の営みを中断して、やって来た……用件は何?」
『アイアンレディ』『女将ニッポン』『炎の人妻ライダー』の三人が並び立つ。
 アイアンレディがセックスを続けている、乙姫に向かって宣戦布告する。
「あたしたち、三人も『千人斬り』に参戦する! あたしたちが勝ったら、乙姫には土下座して生徒を犯したコトを謝ってもらう……こらっ、あんた人の話し聞いている? 人が話している時くらいセックスやめなさいよ!!」

 腰を蠢かしている乙姫に対して、教員意識から説教しているアイアンレディを冷めた目で眺めていたアカネの口からボソッと。
「勝手に呼び出して勝手に決めるな」の声が聞こえた。


 その頃……黒我美は白我美を連れて、山で特訓していた。
 黒我美の激が白我美に檄〔げき〕を飛ばす。
「まだまだっス、そのクマのケダモノチ●コを手コキで昇天させるっス」
「はいっス 師匠」
 白我美は地面に押し倒した大クマの毛むくじゃらな股間から、探し引っ張り出したクマの赤黒いチ●コをしごいていた。
「ぐぉぉぉッ!?」
 狂暴な山の主は困惑していた、山道を裸で歩いていた人間の女二人を食おうと襲ったが、女は逃げるどころか逆に向かってきた。
 牙も爪も通用しない、白肌と黒肌の女二人に地面に倒されたクマは性器を弄ばれていた。
「ぐおッ!?(いったいオレは何をされているんだ? この人間たちは何が目的なんだ?)ぐぅぅッ……(チ●コから白いアレが出る)」
 大クマは恍惚とした顔でビシャビシャ射精する。クマの精液を指の間からしたたらせて立ち上がった白我美は、手を振ってクマの精液を払った。
 黒我美が言った。
「どうっスか? 何か特化能力が覚醒する兆しは見えたっスか?」
「特に何も」
「修行の気合いが足りないスかね? その昔、山籠りで修行をしていた空手家が己が寂しさから下山できないように、片方の眉を剃り落として人前に出れなくして修行をした故事に習って、白我美も恥毛を剃るっス」
はいっス……下の毛を剃るっス
 黒我美はお腹の袋からカミソリを取り出す。
「このカミソリは裸族人類の剃毛専門のカミソリっス……普通のカミソリだと歯こぼれして剃れないっス。まぁ、裸族人類なら剃ってもすぐに毛を生やすコトもできるっスが……上体を肘で支えた格好の仰向け姿勢で、地面に横になるっス」
 水着後が日焼けした美肌の白我美が横たわると、黒我美は白我美の股間に剃毛クリームの白い泡を塗りたくる。
「日焼けした肌に生えている毛を剃るっス……白我美はオニヒトデ宇宙人から、恥毛の永久脱毛処理を受けていたっスけれど、無意識に毛根を再生復活させて毛を生やしたっスね」
 黒我美からジョリジョリと剃毛されて、無毛化されていく白我美を見て。
 大熊は、コイツらいったい何やっているんだ? と、思った。


 キラーエースの『千八百人斬り』は、別の日本国へと場所を移して続けられた。
 空から急降下して路上で恋人待ちをしていた男性を、ビルの屋上へ拐ってきたキラーエースはフェンスをつかみ、腰を屈めた後背位スタイルで立って男性に向けて尻を向けた。
「さあ、承諾したからにはアテとセックスするぜよ」
 キラーエースは、両足で男性を挟み。性交を承諾しないと足を広げて地面に落とすと、恫喝して強引にセックス承諾を男性にさせていた。 性器を露出させた男性はキラーエースの臀部をつかむと、ズヂャと穴を肉欲棒で押し拡げて挿入した。
「んッ……太いモノが入ってきたぜよ、おまんは腰を動かさなくていいぜよ。アテの方が腰を動かす……ぜよ」
 そう言うとキラーエースは、ヘコヘコと女の方で腰を動かした。
 腰を動かしながらキラーエースは思った。
(んあぁ……もっと、人口密度が高い日本国へ行って大量に数を稼ぐぜよ……あぁふぁ)

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