十三の難題C[蓬莱の玉の枝][西の魔女退治]

 女金角は渡された玉が鈴生りに実った枝を眺めて言った。
キン●マが風に揺れる枝やないかい! まぁ、これはこれで良しとしましょう……OKです」

[かぐや姫が求婚してきた貴族に出した五つの難題の一つ、蓬莱山〔ほうらいさん〕の玉の枝……を探して持ってくること]……クリア

 軍医タコが女金角に訊ねる。
「続いて西の魔女退治を行いますが……事前情報を知りたいのでお聞きしますが、その西の魔女は老婆で手を毒リンゴを持っていて……ひひひっと笑う魔女ですか?」
「いいえ、トンガリ帽子を被った若い裸女の魔女です。既婚者でブリキの木こりみたいなのが一緒に居て、話すときに語尾に呪文っぽい言葉を、やたらと付け加える魔女です」
 軍医タコは女金角の話しを聞いて、その西の魔女……知っている魔女だと思った。
 新たな『どこでもホール』を開くと、予想通りに室内で夫の『鉄珍2○号』と、ベットをギシギシ揺らして激しく愛し合っている『邪魔魔女レミファ』の姿があった。
「あぁん、あぁん……ダーリン、今日も激しい……あぁん、爆発しちゃいそう……あぁん、シュ○シ○ガ」
 鉄珍の近くにはコントロール装置を持った、鉄珍の操縦者『ショタくん』が居て、鉄珍を動かしていた。
「鉄珍! 邪魔魔女レミファの乳房にしゃぶりつけ!」
「ガ──ッ!」
 軍医タコたちに見られているコトも気づかずに、新婚気分が今だに抜けないレミファと鉄珍はセックスを続ける。
 軍医タコが咳払いをすると、やっとレミファは『どこでもホール』の存在に気づく。



「あふッ……見られていたっぽい? いつから? ピリ○ピリラ……」
「さっきから見ていましたよ……会話が進みにくいので呪文みたいな言葉を、語尾に付けるの今は控えていただけませんか」
「わかった……キュア○ラパ……あふぅぅ」
「途中に混ぜるのもダメです……やはり、西の魔女はレミファさんでしたか」
 軍医タコが女金角に訊ねる。
「どうしますか? 西の魔女は知り合いなんですが……退治しますか?」
「噂では昼夜を問わずに、家の中から女性の変な声に混じって魔法の呪文が聞こえてくるって聞いたから……てっきり凶悪な魔女かと」
「それはレミファさんの喘ぎ声と癖がある語尾です……では、退治する必要は無くなりましたね」
「ええ、クリアということで」

[西の魔女を退治すること]クリア

『どこでもホール』を閉じる前に、軍医タコがレミファにあるコトを訊ねる。
「新婚旅行で大海を巡っていたレミファさんなら、知っているかも……マ●コ貝』について何か知っているコトありませんか?
 鉄珍のチ●コで突かれながら、レミファが答える。
「あふッ……『マ●コ貝』のコトなら、『笑われた裸海賊』がよく知っている、捕獲の方法とかも詳しく……あぁぁ、ダーリン愛しているわ……カラ○ティミラク○クルクルリン」
「教えていただきありがとうございます……末長くお幸せに」
『どこでもホール』を閉じて、軍医タコが言った。


「次の難題は裸族人類の力を使って、時間を要する[墨俣〔すのまた〕城みたいな城を一夜で作ること]にしましょう、場所はどこら辺がいいですか?」
「そうですね景色を考えたら、近くにある湖の真ん中とかに堂々と」
「湖の中に城ですか? わかりました」
 バイブを挿入したティティスが「ぅッ…………ぅッ…………」と、絶頂を繰り返しているのを横目に、軍医タコは笛を吹いた。
 すぐに蘭花と銀牙が飛んできた。
「お呼びですかタコ神二号さま」
「二人で協力して、近くの湖の真ん中に城を一夜で作りなさい
「わかりました」
 蘭花と銀牙が飛んでいくと、軍医タコは椅子に座りジャスミン茶をすすった。
「明日の朝になれば、城が完成しているはずですから……それまで、ゆっくり待ちましょうか」


 銀牙は岩山へ飛んで行き、城の土台となる巨石を次々と湖に向かって放り投げた。
 湖の上空に待機している蘭花が投げられてきた巨石を受け止めて、湖に沈め城の土台を作っていった。

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