毒の魔女母・鬼の桃ババァA男かぐや姫…平安貴族男性からの寵愛を受ける〔男性同士の描写あり苦手な人は注意〕

 桃娘の若い肉体にもどった、桃ババァは立ち上がると。
 自分の娘尻を撫で回したり、ペンペンと叩いた。
 尻を叩いている、桃娘に魔女母が言った。
「どうじゃ、この機会に夫の、竹取りの翁にも食べかけの桃を食べさせて、二人で若返って子作りをしてみるというのは」
 桃娘になったババァが、ムッとした顔をする。
「ジジィを若返らせても、若い女の所に夜這いするだけじゃ……あのジジィの若い時の女好きには、ほとほと愛想が尽きたわい……今は別居中じゃ」
「そうか、それなら儂が竹取りの翁をどうこうしても構わんな……もう一種類『男かぐや姫』を利用した罠〔トラップ〕を仕掛ける計画だ」
「好きにしろ……いったい、いくつ女桃太郎を桃の木に近づかせないための罠を、仕掛けてあるんじゃ?」
「ひひひ……五つじゃ、嘘つきオオカミ少年の口車を利用した『龍の子タロウ子』『女金太郎』の嘘罠……『魔法の鏡』『裸白雪姫と七人の裸坑夫』『わらしべ長者』で合計五つ……これから仕掛ける『男かぐや姫』の罠を加えると、六つになるかのぅ」
「よくもまぁ、そこまで……儂は何を協力すればいい?」
「ひひっ、毒女桃太郎を連れて、『女金太郎』に相撲を挑みに来る力自慢の男たちを、毒マ●コで腑抜けにしてもらいたい」と、言った。


 軍医タコたち一行を乗せた、シンデレラのカボチャ馬車は桃太郎の桃が生えている『桃源郷』に向かっていた。
 馬車に乗っているのは、軍医タコ・尻目・響子・ティティス・凍騎・女桃太郎の六人だった。
 身を狭めて、座席に軍医タコと向かい会って座っている凍騎が言った。
「狭いな……その足元に置いてある、死体袋みたいなのはなんだ?」
 黒い寝袋みたいな物体の上に軍医タコは、触手足を乗せる。
「気にしないでください……多少は役に立つかなと思って、自己修復中の小型タコ型宇宙船の中から持ってきたモノですから」
 軍医タコが足を乗せている袋の中から「むぎゅ……」と、いう呻き声が漏れて。袋の中から変な汁が床に染み出てきた。

 馬車は森の入り口で停車した。ここから先の森の道は馬車では抜けられない、道幅が狭い悪路だった。
 一行がカボチャの馬車から降りると、馬車と二頭の馬が白い煙に包まれる。
 女桃太郎が言った。
「裸シンデレラの魔法が解けて、馬車はカボチャに、馬はハツカネズミに……」
 白い煙が拡散すると、そこには腐ったカボチャと馬のように四つ這いになった、二人の裸の男がいた。
「ネズミじゃなくて、裸の男だった」
 魔法が解けた男たちは、カボチャを抱えて今来た道を走り帰って行った。
 何か役に立ちそうなモノが入っているらしい黒い袋を触手で持った、軍医タコが黒雲の下に広がる、静寂した森を眺めて言った。
「さあ、行きましょうか……この森を抜けて、川沿いの道を女金太郎が住む『足柄山』を越えれば。目的地の『桃源郷』です」
 一行がズルズルと黒い袋を引く、軍医タコを先頭に歩きはじめた……頃。『七賢者の竹林』にある竹取りの翁の家では、ある異変が起ころうとしていた。

 翁の家……竹取りの翁が茶をすすっている部屋の襖〔ふすま〕を隔てた奥の間から、少年の喘ぎ声が漏れていた。
「あッ……あッ……あッ……中納言さま、もっとボクを可愛がってください……あぁぁッ」
 薄暗いロウソクの灯りの中、寝具の上で十二単〔じゅうにひとえ〕を剥かれ全裸にされた『男かぐや姫』は、貴族男性からの寵愛を受けていた。
 裸の貴族から全身をナメ回され、男性の棒への寵愛を、男かぐや姫は受ける。
「はぁはぁ……あぁぁぁッ」
 寝具をギュッと握り締める、男かぐや姫のチ●コの先から透明な汁が染み出てきたのを確認した貴族は、男かぐや姫を後背体位可能な姿勢にすると、男かぐや姫の後ろから寵愛棒を……ズブッと押し込み、抜き挿しを開始した。
 突かれて前後に、裸体を揺らしながら男かぐや姫は喘ぐ。
「あぁぁ……貴族さま、中納言さまぁ」

 数十分後……寝具の上にうつ伏せで横たわり、グッタリとしている男かぐや姫に背を向けて、身支度を整えた貴族男性は、襖を開けて部屋を出ると隣の部屋にいた竹取りの翁に金銭が入った小袋を投げ渡す。

「男かぐや姫……なかなか具合が良かったぞ、また一週間後に頼む」
「わかりました、その頃までに。男かぐや姫の穴を、使えるように整えておきましょう」



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