【中洲のンポ生え村】①
大河の中洲にある北欧風の民族衣装を着た、女性たちが住んでいる観光地【中洲のンポ生え村】に、蘭花と銀牙はやって来た。
女性しか歩いていない『ンポ生え村』で、蘭花が銀牙に質問する。
「ンポって何のコト？」
「チ●コのコトだよ、この地方の言葉で〝ンポ〟ってチ●コのコトを呼ぶらしい」
「ふ～ん、で……この村であたしたちは何をすればいいの？」
「タコ神二号さまから、指定された少女の家に行って。少女に会うようにって言われた……その先をどうするのかは聞いていない」
銀牙は、裸の腹部を押さえる──普段は切り込みが見えない袋の中には、軍医タコから渡されたバイブ式の通信装置が入っている。
軍医タコからの連絡がある時は、腹の中〔腹筋の内側〕で振動して銀牙は快感を覚えながら軍医タコからの通信を受け取る。
蘭花が言った。
「じゃあ、行ってみようか。その少女の家に」
蘭花と銀牙は全裸で歩いて少女の家に向かった。
丘の上にある北欧風の一軒家の中に、北欧風の衣服を着た女性が一人で椅子に座っていた。
女性は裸で家の中に入ってきた男女を見て言った。
「あ、裸族人類だ……初めて生で裸族見た。もしかして、あなたたち軍医のタコさんが話していた裸族人類？」
「そうですけれど、タコ神さまをご存じなんですか？」
「まぁね、もっと近くで裸見てもいい？」
「どうぞ」
女性は蘭花と銀牙に近づくと、ジロジロと男女の裸を観察する。
蘭花の片腕を持ち上げて、脇の下を観察したり。
蘭花の、お尻の山を左右に引っ張り拡げて渓谷にある、ア●ルを覗き込んだりもした。
「お尻の穴は、あたしたちと同じね……少し足を広げて立ってみて」
「こうですか」
女性は蘭花の秘部を、興味深そうに覗き込む。
「へぇ～っ、こうなっているんだ女性性器なんて、自分のを含めてじっくりと見たことなかったら……綺麗なマ●コを記念撮影してもいい？」
「どうぞ、ご自由に」
裸族人類の性器は芸術品だった。
蘭花の女性性器を撮影し終わった少女は、次は銀牙の肉体が観察に移る。
非の打ち所がない完璧な男体を観察しながら、少女が銀牙の男性性器を指差して質問する。
「それってどんな感じ？ 邪魔じゃない？」
「どんな感じって言われても……生まれた時から付いているから」
「そうよね……最初から付いるから、疑問とか違和感を覚えるはずないわね……はぁ、あたしにもそれが生えてくるのか」
少女がタメ息を漏らすと、蘭花の性器に楕円形で十センチ前後の『どこでもホール』が開き──軍医タコがヌチャと蘭花から生まれ出るように、床に落ちてきた。
軍医タコが出ると、どこでもホールが閉じた。
「タコ神さま！？」
「二人とも、ンポ村の少女と会えたようですね」
「説明してください、あたしたち、ここで何をすればいいんですか？」
「この少女とはＳＮＳを通じて知り合いになりました……自分の体のコトで悩んでいたので」
軍医タコが触腕で空中に、□形を描いて表示させた映像と図で説明する。
「このチ……ンポ村には女性しか住んでいません、村人の半数はある年齢に達すると。男性性器〔睾丸つき〕が生えてくるんです」
「チ●コが生えてくる？」
「生物学的に性別が途中から変わる生き物は、さほど珍しくありません……たまたま、その特徴を備えた人間がこの村にいるだけです……そして、わたしに相談をしてきた少女の股間にも、もうすぐ男性性器が生えてきます」
□形の中には、猿人から人類が進化する課程を描いた図解のように、最後の方に裸の少女とチ●コが生えた少女が歩いていく姿が描かれていた。
北欧風衣服の少女は、腰を屈めるとスカートの中に手を入れて下着を引っ張り下ろすと、銀牙の目を見ながら言った。
「不安でどうしたらいいのかわからないんです、助けてください……チ●コとキン●マがあるって、どんな感覚なんですか？」
困り顔で銀牙が返答する。
「う～ん、内股に亀頭を擦り付けると気持ちいい……くらいしか伝えられないけれど」
蘭花が軍医タコに『アモーレの矢』について質問する。
「ンポ村とアモーレの矢の関連について、教えてください」
「この村に一本のアモーレの矢が飛んできたコトは確かで、どこかにあるコトは間違いないのですが……それが、どこにあるのかわからないのです」
少女はスカートをめくり上げて、自分の股間を見ている。
軍医タコの話しは続く。
「──どうやら、この少女と関連性があるらしいコトまでは、わかっているのですが。わたしは、少女の股間にチ●コが生え時にアモーレの矢が反応して現れると推測しています」
クリトリスをヒクヒクさせながら、少女が言った。
「あたしの父親も、チ●コが生えた女性でした……あたしはチ●コが生えた女性が放出した精子から卵子が受精して誕生しました……あっ！？ はじまったみたいです」
少女のクリトリスが急激な膨脹をはじめ、ニュッと男性性器の陰茎が体から生えてきた。
陰茎の根元には玉〔キン●マ〕も二つちゃんと発生して膨らんだ。
「はぁはぁはぁ……生えちゃいました。変な感じです、これがあたしのチ●コなんですね」
※実際に世界には、特定の年齢になると女性の体に男性性器が生えてくる村があるそうです詳しく知りたい方は『女性に男性性器が生える村』で検索を
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