催眠市国 A

 軍医タコ一行は、そのまま『催眠ホテル』の最上階の夜景を望む部屋をチェックインした。
 ベットの上で市国の夜景を見ながら、男秋と響子はエッチをする。
 エッチ目的のバックパッカーなら、宿泊した部屋でセックスをしないのは不自然だという軍医タコからの指示だった。
 ベットの上には、秋や響子の他にもルームサービスで部屋に呼び込んだ、女性従業員一人も加えて女二人に男一人の3Pに発展している。
「あはぁん……あッあッ」
「あふッ……いぃ、いぃ」
 秋は重ねた響子と女性従業員に交互にチ●コを抜き挿しする、裸族人類なので挿入と抜きのスピードがほぼ同時なので。
 犯されている二人は、四本のチ●コで同時に膣とア●ルを犯されている感覚だった。
「あッあぁぁぁぁぁ!」
「いくぅぅぅぅぅぅ!」
 響子と女性従業員のアクメ顔を、接写した軍医タコが言った。
「なかなか、いい表情が撮影できました……この国の問題解決できそうな、いい方法を思いつきました。明日、学校へ行ってみましょう」

 翌日、軍医タコ一行は『催眠学園』へとやって来た。
 校舎に防犯カメラを無視して侵入した、軍医タコにクラゲが訊ねる。
「どうして学校に来たにょ?」
「思い出したのです、この学園に住民登録されずに転入してきて、生徒会長として君臨している上から目線の裸女生徒がいたコトを」
「裸女で生徒会長にょ?」
「元々は童女グループの『童話の町』に居ましたが、姉妹が多くなりすぎて狭い家に嫌気が差して、家を飛び出した童女です……生徒に聞けばすぐにわかります、おそらく着衣人類のように簡単に催眠状態にはなっていないと思いますよ」
 軍医タコの言う通り裸女の生徒会長は、すぐに見つかった。

 生徒会室の椅子に座った、裸の女子生徒が高慢な口調で軍医タコたちに向かって言った。
「この、聡明で生徒会長で童女の『裸かぐや姫』を探していたのは、あなた方ですの」
 金色に染めた髪を縦ロールに巻いた、ステレオタイプのお嬢さま系生徒会長だった。
 軍医タコが生徒会長に質問する。
「あなたは、裸女ですか」
「おほほほ……見てわかりませんの、裸女の、かぐや姫ですわ。かぐや様は手コキしたいですわ」
「他人に指示とか命令をするのが、得意そうですね」 
「当然ですわ、あたしを誰だと思っていますの。竹から生まれたかぐや姫ですわよ……求婚してきた男どもに無理難題を押しつけて、退けた女ですわよ……おほほほっ」
 口元に手の甲をあてがい、高笑いをするかぐや姫に秋は、性根が腐った女、乙姫の姿を重ねていた。

 その頃、『男女平等のエロ国』『栽培谷』に続いて『催眠市国』を訪れていたウニ子は道行く人々に「チ●コ引き抜いてください」
「お願いします、チ●コ取ってください」と、歩き回り。
 にこやかな笑みを浮かべる市民たちから。
「ムリです、裸族人類のチ●コは固くて取れません」と、断られていた。

 同時刻──軍医タコは、裸かぐや姫にお願いをしていた。
「朝と夕方の二回でいいので、時間の余裕がある時にテレビかラジオを通して、催眠市国の市民にエッチな指示をしてあげてください……市国の住民は、上から目線の人物から暗示指示をされたがっています」
「おほほほっ、当然よね。学園に君臨するのにも飽きてきた頃ですわ」
 立ち上がって前に出てきた裸のかぐや姫は、腰に手を当てて裸身を晒す。
「愚民どもへの暗示指示、よろしくてよ……ただし、承諾するには二つばかり条件がありますわ」
「なんでしょう?」
「かぐや姫ですから、宝モノが欲しいですわ……『仏の御石の鉢』『蓬莱の玉の枝』『火鼠の皮衣』『龍の首の玉』『燕の子安貝』なーんてモノは、裸かぐや姫は求めませんわ。あたくしが欲しいのは『タコのキン●マを一時間以内に……」
 裸かぐや姫が言い終わる前に、軍医タコはどこでもホールを開いて。隊長タコを引っ張り出した。引っ張り出された隊長タコが言った。
「おっ!? なんだ軍医、何か用か?」
「隊長、キン●マください」
「なに??」
 軍医タコは、いきなり隠し持っていたヤットコで、隊長タコのキン●マをねじくり取った。
 グギッ……ネジリッ……ブチッ。
「ぎゃぁぁぁぁぁ!!」
 玉を抜いた隊長タコの亡骸を、床に開けた『どこでもホール』に蹴り落とした軍医タコは、抜きたてで湯気が出ているタコのキン●マを裸かぐや姫に手渡す。
 無理難題を言えば、諦めるだろうとタカをくくていた裸かぐや姫は、渡された体液が垂れる臓器に頬をヒクヒクと動かす。
「ま、まあっ……タコのキン●マくらいなら簡単に手に入るでしょうね。でも、あたくしを性的に満足させられなければ要望は諦める……」

 数分後──教室の机の上に対面で座らされて、男秋から犯され喘いでいる、裸かぐや姫の姿があった。
「あぁ、いいっ、しゅごくいぃ、気持ちいぃ」
 秋の首に両腕を回して抱きついた、裸かぐや姫の体を結合したまま立って持ち上げる〔駅弁セックス〕体位で、秋は裸かぐや姫をイキ顔に変えた。
「あぁぁぁ、いぐっいぐっ」

 翌日から、朝と夕方にテレビやラジオの放送を使って。裸かぐや姫の暗示指示が『催眠市国』の市民に流れるコトとなった。
《さあ、楽しいオナニータイムですわ。女性は女同士のエッチを想像しながら……男性は男同士で犯し、犯されている自分の姿を想像しながら……喘ぎ声を出してオナニーしなさい! おほほほほっ》

『催眠市国』暗示指示第一号は、強制想像のオナニー指示だった。
 催眠状態の市民たちが、嬉々とした表情で自慰をしている姿に安堵した軍医タコ一行は「一件落着」と言って『催眠市国』を後にした。


駅弁セックスどんな体位か分からない人は検索してみてください(今風の新しい呼び方を探してみましたが、見つからなかったので)


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あきゅろす。
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