催眠市国 @

 軍医タコ一行は、国民が常に催眠状態の『催眠市国』へやって来た。
 市民の目は、どこか感情が欠落しているように見えた。
 バカには見えない下着を着ている響子は、市国に入った途端にハァハァと興奮しはじめた。
「はぁはぁ、なんかこの国……異様に興奮します」
「『催眠市国』は 、子供と老人を除く住民登録してある市民が……特定の年齢層のなると催眠状態に移行する特殊な国です、住民登録がされている限り……市外に出れば催眠解除され、市内に入れば催眠状態になります
 ふわふわ浮かびながら、クラゲ型宇宙人が軍医タコに質問する。
「これからどうするにょ?」
「そうですね、発生している問題が今一つ不鮮明なので、市内をブラブラ歩き回って情報を集めて状況確認をするとしますか……ふむっ、この『催眠市国』では旅行客のエッチな要望には、すぐに従ってしまいますから……いいコトを思いつきました」
 軍医タコは開いた『どこでもホール』から、バックパックを二つ引っ張り出した。
 クラゲが訊ねる。
「そんなモノ出してどうするにょ」
「面白いコトを思いついたので、クラゲさん秋に男になるように命じてください」
「わかったにょ、秋、男になるにょ」
「はい、クラゲ神さま」
 秋の体が女の体から、男の体へと変わっていく。
 胸の膨らみが胸筋に変わり、腹が割れてスジが浮かぶ。がっしりとした男の体型に変わった秋の股間から、ニュウゥとチ●コが突き出し
キン●マがポコッと下がった。
 女性性器の生殖溝が閉じると、秋は完全な男になった。
 響子より、頭一つ分身長が伸びた秋が響子と並び立つ。
 軍医タコが二人にバックパックを渡して言った。
「背負ってください」
 裸でバックパックを背負う、秋と響子。
裸のバックパッカーが完成しました……あなたは何をしにこの『催眠市国』へ? です」

 理解したクラゲが触手を打ち付ける。
「タコさんが、やろうとしているコトがわかったにょ……あの番組かにょ」
「その通り、わたしたちは撮影クルーになって二人に同行します。わたしが映像記録撮影担当の番組スタッフになりますから、クラゲさんは録音を担当してください」
「なんだか面白そうだにょ、わかったにょ」
 スタッフキャップを被った、軍医タコとクラゲ型宇宙人は機材を持って。男秋と響子の耳に、イヤホン型の指示装置を装着した。
「いいですか、あなたたちは今から『催眠市国』を訪れた旅行者です……目的はエッチなコトをするためにやって来ました。イヤホンから聞こえてくる指示に従って行動してください」
「わかりました」
 並んで歩く二人の後を、撮影スタッフに仮装した軍医タコとクラゲたちが追う。

 やがて、秋と響子は指示されて、ファミリーレストランに入った。
「いらっしゃいませ『催眠レストラン』に、ようこそ」
 水をテーブルに運んできたウェートレスの目は、すでに催眠状態だ。
「ご注文をお伺いします……ただ今、ラビット肉好きフェア開催中で今週は、ウサギの丸焼きがお安くなっています」
 メニューを見ていた、秋のイヤホンに指示が届く。
 秋は鼓膜に届いた指示に従って、催眠状態のウェイトレスに言った。
おっぱい見せて
 ウェイトレスは迷うコトなく、制服をめくって生乳房をお客の前に露出させて言った。
「お恥ずかしい代物ですが、お気に召していただけたら触ってください」
 男秋は手を伸ばしてウェイトレスの乳房を触る。
 ソフトにつかんで揉み回してみたり、乳首を摘まんでみたり撫でたりした。
 秋の耳に《目の前の乳首にキスをして、吸ったりしゃぶるにょ》の届いた指示に従って秋はウェイトレスの乳首に唇を近づける。
 チュパッチュパッと吸われたり、レロレロとナメ回される乳首。
 ウェイトレスの口から喘ぎ声が漏れる。
「あふぁぁ……お客さまの舌気持ちいいです……あふっ」
 秋が乳首責めをしていると、少し離れたテーブル席から男性の怒鳴り声が聞こえてきた。
「だから、通りを挟んだ店の従業員の顔が気に入らないから。ハンマーかなんかでぶっ叩いてこいって命令しているだれう! ここは旅行者の命令には絶対服従の催眠市国じゃねえのかよ!」
 旅行者らしい男性客は、怒りをあらわに対応しているウェイトレスに怒鳴る。
 催眠状態のウェイトレスは、にこやかな笑みを浮かべながら穏やかに対応している。
「お客さま、この国では犯罪的な命令には従わないように暗示されていますので──傷害や殺害指示はご遠慮ください」
「はあぁ? 知らねえよそんなコト、言われた通りに向かいの店の男性従業員をぶっ叩いて、ついでにレジの金をオレのところに持ってくりゃあいいんだよ! オレの命令を聞け!」

 軍医タコが男性旅行者の暴言に触手腕を握り締める。
「クラゲさん、秋の体に女陰を」
「わかったにょ……あの暴言にはクラゲも腹が立ったにょ、秋の体で仕置きするにょ」
 イヤホンで指示されて、秋の男体に女陰が生じた。
 裸族人類秋は無言で傍若男に近づくと、男を床に引っ張り倒し、ズボンの中から引きずり出したチ●コをリミッター解除の騎乗位で犯した。
 強烈な快感と膣壁の収縮に、男は悲鳴と喘ぎを発する。
「おおッおッ……ぎゃあぁぁぁぉ!?」
 膣内で折れて、吸引されて、千切れるチ●コ
 騎乗した秋は、男体の腰を上下させながら。
「お仕置き!」
 と、言って。射精した。

 秋と響子の裸バックパッカーは、シティホテルに入った。
 催眠状態のフロント女性従業員が、にこやかな笑顔で言った。
「いらっしゃいませ『催眠ホテル』にようこそ」
 イヤホンから指示を受けた響子が、フロントの女性に言った。
マ●コ見せて
 女性従業員は、ロビーのソファに移動すると。
スカートの中に手を入れて下着を太股まで引き下ろした。
「粗末なモノですが……どうぞ、ご覧ください」
 ソファに股を広げて座った女性従業員は、濡れた生肉色の性器を指で拡げて見せる。
 響子はイヤホンからの指示で、女性のマ●コを指でいじくりながら、従業員の女性とキスをする。
「んんッ……はぁぁ」
 軍医タコがキスをしている、女性従業員にカメラを回しながら質問する。
「何か『催眠市国』で困っているコトはありませんか?」
 キスに喘ぎながら答える従業員。
「んぶっ……あぶっ……はい、ずっと催眠状態が続いているので誰が誰に催眠を掛けているのか分からなくなっています。誰か一人が統一した暗示指示を出してくれれば……んぷっ、あふっ」
「わかりました」

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