石、集まったよ♪ A
我美がひざまずいている銀牙に言った。
「立つッス、もう命令するコトは決まっているッス」
立ち上がった銀牙のチ●コはビクッビクッと脈打っている。
我美は銀牙の性器を指差して言った。
「食用のキン●マを乙姫さまに差し出すッス」
我美の意外な言葉に驚く乙姫。
「ちょっと、何言っているのよ。人間のキン●マを喰うなんて」
「裸族人類は裸女や着衣人類とは違うッス……分類学上では別の科や目に分類される人類ッス。タコの宇宙人が言っていたッス『裸族人類の片方の睾丸は食用に適するように改良を加えてある』って、取り出しても再生するから問題ないそうッス……もっとも、タマとれたらの話しッスですけれど……乙姫さまの恋人とエッチする性欲強壮のタメにタマ食べるッス」
「女のあたしが精力を高める??」
実は我美は、ずっと困っていた。
成り行きと思いつきだけで、魔我マッガーと裸千匹皮を争わさせると言ってしまった時から。なんとか、乙姫の関心と興味を二人から引き離そうと画策していた。
(やっぱり、裸女二人を喧嘩させるのはマズいッス……乙姫さまにも、男ができてセックス三昧に夢中になれば、誰が最強かなんて気にならなくなるッス……そのために乙姫さまに精力つけさせて淫乱にさせるッス)
我美は、お腹の袋からサバイバルナイフや手オノやチェーンソーを取り出して乙姫に言った。
「さあ、乙姫さまキン●マを取るッス」
銀牙が腰を乙姫に向かって突き出す。
「タマ抜き出して、召し上がってください」
タマ抜き調理器具を手にする乙姫。
「こうなりゃヤケよ、タマ引き抜いて喰ってやろうじゃない!」
乙姫のタマ抜きチャレンジがはじまった。
睾丸の皮を切り裂こうとナイフを押し当てても刃がこぼれ、突き刺すとサバイバルナイフが折れた。
手オノで叩き切ろうとしても、オノの柄が折れ曲がり。
自棄になって、チェーンソーや回転ノコギリをキン●マに当てても火花が散って刃がボロボロになった。
「なんて硬いキン●マなの! 触った感覚は普通の柔らかい皮と、少し硬めのキン●マなのに……いったい、どんな体の構造をしているのよ?」
バーナーの炎で熱すれば皮が弾けて、キン●マが中から飛び出してくるかと乙姫は思ったがダメだった。
我美が言った。
「キン●マ料理の本によると、串焼きキン●マ。キン●マ煮込み。酢漬けキン●マなんかがオススメらしいッス」
「調理方法より、まずは皮の中から抜き取るコトよ……この、この、この!」
自棄になった乙姫は、ハンマーでキン●マ袋を叩く。
.チ●コ
がピクッピクッするだけで、皮の中から飛び出てくる気配は無い。
乙姫に背を向けて歩きはじめる我美。
「それじゃあ、頑張ってキン●マゲットするッス……彦星は部屋を用意したから、その部屋を使って滞在するがいいッス。ボクは自分の部屋で少し休むッス」
そう言い残して我美は部屋を出た。
我美は、自分の部屋で全裸でベットの上に仰向けで横たわった。
天井を見ながら呟く。
「とりあえずは、彦星と銀牙のキン●マで時間稼ぎをしたッスが、根本的な解決には至っていないッスね……どうすれば、いいッスかね」
神石のトリセツによれば 【ロキ石】で嘘を信じ込ませるコトができるのは、着衣人類一人分だけらしい。
しかも、信じ込まされた嘘は短期間で解けてしまうらしかった。
「意外と使い勝手が悪い神石ッスね、もっとも大衆に嘘を信じさせたり、長期間に渡って嘘を信じさせたら……それはそれで、危険過ぎる神石ッスから。この程度でちょうどいいッスか……さて、この先どうすればいいッスか」
我美がそんなコトを考えていると、時を越える電車が部屋に現れ。電車の中から、我美が出てきた。
「悩んでいるみたいッスね……過去のボク」
「未来のボクッスか? 大丈夫なんすか? 同時間軸に同じ人間が二人いても?」
「神石は全部もどし終わったから大丈夫ッス」
電車の中から乙姫の声で。
「もっと、お尻の穴にチ●コ入れてぇ……ズコズコしてぇ、気持ちいぃ」
そう喘ぐ声が聞こえてきた。
驚く過去の我美。
「乙姫さま、キン●マセックスしているんスか? どうして、そんな状況に?」
「もうすぐしたらわかるッス……神石を借りている時間軸の自分たちに、神石を返している時間軸の自分たちが接触すると、タイムパラドックスが発生する危険があるッスけれど……『裸族人類が存在する退屈でない世界』と『アナザー・エデン』では、特別な時間規定が発生するッス」
「特別な時間規定?」
「『裸族人類が存在する退屈でない世界』と『アナザー・エデン』では、エッチ行為に関してのみ過去や未来の自分が接触して、エッチな行為をしても問題は発生しないッス」
「それは、初耳ッス……たとえば、どんなエッチなコトを?」
「そうッスねぇ……たとえば」
未来の我美は、過去の我美の股間を指差して言った。
「未来のボクが、過去のボクとレズ行為……この場合はオナニーになるんスかね、をしても問題ないッス」
「本当ッスか」
「疑うなら試してみるッス」
数分後……ベットで絡み合う、白い水着痕が残る同じ顔をした二人の裸の女がいた。
未来我美が、過去我美の胸を揉みながら、過去我美の股間に伸ばした手をクチュクチュと動かす。
「どうっスか、自分の体だから。気持ちいぃポイントは、わかっているッス」
喘ぐ過去我美。
「あうっ、そ、そこは……はうッ!? き、気持ちいぃッス……あぁぁ」
「ふふっ……こんなのもボクは好きッスよね」
未来我美は過去我美の乳首を唇で甘噛みをすると、軽く引っ張ったり。舌でペロペロと乳首をナメる。
「はぅッ……感じるッス」
過去我美を軽くイカせた。未来我美は、過去我美の体を軽く抱きしめて、撫で回して火照った体を後戯した。
火照りの冷めてきた過去我美の腹ポケットに手を突っ込んだ、未来我美が神石のトリセツを取り出しても言った。
「取り扱い説明書は役に立ったッスか? もう必要なかったら返してもらうッス」
「やっぱり、奴隷市場でお腹の袋にトリセツ入れたの、未来の自分だったッスか」
「これから、あの時間軸の奴隷市場に行って。袋の中にトリセツ入れてくるッス……今後の展開で必然なアドバイスするッス『裸千匹皮』が『魔我マッガー』がいるジパング国の【ヒトヶ島】に向かったっス……二人は会わせても問題ないッス」
「わかった、他には」
「 【ヒトヶ島】には着衣人類の響子を連れて行くッス」
「響子を?」
「必ず必要になるッス……最後にタマ抜きの基本はライチの皮剥きッス」
そう言い残すと、未来我美は時を越える電車に乗って去って行った。
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