神石レンタル〔ロキ石〕 A

 次の時間軸に向かうクワガタムシ型タイムマシンの中で、入手した【ロリ石】を持った我美が言った。
「それじゃあ、成人した砂野スグリの体に【ロリ石】を張りつけるっス」
 我美の言葉に首を傾げる乙姫。
「幼女じゃない女に【ロリ石】を付けてなんの意味が?」
「【ロリ石】はロリコン野郎を集めて支配するだけの石じゃないっス。砂野スグリ限定で、成人した肉体を少しだけ部分的にロリ体に戻して、他の神石をくっつきやすくをするっス」
「ふ〜ん」
 我美がスグリの首筋に【ロリ石】を近づけると、首筋に縦の切り込みが生じた。
「体が神石を受け入れた時のコトを覚えているっスね……問題は石の方っス」
 ロリ石は、まるで磁石の反発する極のように抵抗してスグリの肉体に張りついてくれない。
「まるで反発する磁石の同極を合わせているような感じっス。こらっ、暴れるな……強引にガムテープを首に巻いてっと、なんとかくっついたっス」
「うぐぅぅぅ」
 スグリの体がビクッビクッ痙攣して、乳房が萎んでロリ乳に変わり。マ●コのハミ出ていた肉ビラも引っ込んでロリっぽく整う。
 スグリのマ●コスジを指でクパッと拡げ見ながら我美が言った。
「完全な幼女サイズのマ●コにはならなかったっスね……そりゃそうっスね、成人女性の体に幼女の性器が付いていたらバランスが悪いっスから……そうこうしているうちに【ロキ石】がある時間軸と場所に到着したっス」

 アナザー・エデン『転生村』──村を見下ろす裏山。我美と乙姫は樹蔭から樹の枝に寝そべっている、裸の若い男を見ていた。
我美が言った。
「あれが神女グループの『ロキ神』っス。手に持って遊んでいるのが【ロキ石】っス……もうすぐしたら、あの樹の下に幼女の砂野スグリがランドセルを背負った姿で瞬間移動してきて、樹の下にある平たい岩の上で全裸オナニーをはじめるっス……その前にロキ石を入手するっス」
「どうやって奪うの?」
「そうっスね、乙姫さまの能力の一つにハンマーを持ったヌイグルミみたいなヤツがいたっスね」
「あぁ、あの使えないヌイグルミね……竜宮島内での移動に、たまに使わせてもらっているわ。トイレとかに行く時に」
「あのヌイグルミに、ロキを襲わせてその隙に神石を奪うっス」
「あの変なヌイグルミ、移動以外の用件は、あまり言うこと聞いてくれないんだけれど……異世界へ繋がるゲート開く力を持っているみたいなんだけれど」
「じゃあ、今回はこの本物ハンマーを渡してロキを背後から殴ってもらうっス……言うことを聞かないとボクが、ヌイグルミの腹を裂いてハラキリヌイグルミか。電気流してカンデンヌイグルミに変えてやるっス」
 乙姫は両目が++のヌイグルミを呼び出した。
 我美はヌイグルミにハンマーを手渡して耳打ちする、ヌイグルミの顔色が青ざめる。
「!?」
「わかったっスね……やるっス」
 ハンマーを持った怪しいヌイグルミは樹上のロキに背後から近づくと、頭をぶっ叩いた。
 ロキは「がはぁ!?」と言って樹の枝から平らな岩の上にうつ伏せで、落下した……岩の上に広がる流血。
 乙姫は、急いでロキの手から離れた【ロキ石】を拾う。
「ヤバイよ、ヤバイよ! これ傷害事件だよ!」
「神石を奪ったら、早く逃げるっス!!」

 乙姫と我美がクワガムシ型タイムマシンで逃げ去るのと入れ違いに、時を越える電車が現れた。
 開いたドアから飛び出してきた人物は、頭から血を流して白目を剥いている裸のロキを仰向けにすると、流血を流し拭き取り割れた額に軟膏を塗って、持ってきた【ロキ石】を握らせる。
 車両の窓から顔を覗かせた我美が言った。
「タコの宇宙人からもらった傷薬を額に塗ったら、すぐその場から離れるっス! 次は【タコ神石】を返しに行くっス」
 全裸で倒れているロキのチ●コを軽く弄んだ人物は、電車へと戻り時を越える電車も消えた。

 数分後──傷が治り生き返ったロキが目を開けて上体を起こす。
「何があった? 松ぼっくりでも落ちてきたかな? もうすぐ砂野スグリが来る頃だな」
 何事も無かったように樹の枝に登ったロキは、
瞬間移動で現れた幼女の砂野スグリが、全裸になってオナニーをしている様子を樹の上から眺めた。

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あきゅろす。
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