日本国の人はみんなエッチなの? B 第十一膜ラスト

 軍医タコ一行は山の洞窟から【ヒト】の巣穴内部へと入った。
 天井にはコウモリのように逆さまになった、黒髪や金髪や茶髪の【ヒト】が群れていた。
「ヒトの長はどこにいるのでしょう?」
 洞窟を進むと、エッチな壁画が描かれた古代遺跡の広い広場のような空間に出た──古代エジプトの壁画絵で女性同士でレズセックスをしている図や、レズ妊娠をしている女性カップル図や石寝台の上に横たわった裸の女性に何か医療処置をしている図があり。最後の方には、奇妙な生物と並んだ【ヒト】の絵………そして空を飛んでいる【ヒト】の絵が描かれていた。
 壁画を見て軍医タコが呟く。
「これは【ヒト】が誕生した歴史です……【ヒト】は古代文明が人為的に作り出した生物だったのですね」

 どこからか聞こえてくる聴き覚えがある歌声。
「♪世界がエロを〜待っているぅ〜♪ あら、軍医タコさんお久しぶりです」
 遺跡の陰から現れたのはエロリアンではない、最強裸女の一人『魔我マッガー』だった。
 軍医タコが懐かしそうな口調で言った。
「もしかして【ヒト】の長は『魔我マッガー』さんでしたか」
「いやぁ、なんか成り行きで【ヒト】から長になってくれって頼まれて断れなくて」 
 軍医タコが密猟者についての質問を、魔我マッガーにする。
「密猟者の『強制性交者』に、観光客が近づかないように言っていると。桟橋で遊覧船の船長から聞きました、アイテムが整っていないとも?」
「はい、これなんですけれどね」
 魔我マッガーは、地面に置いてあった苗木が植えられた鉢植えを持ち上げて軍医タコに見せた。
 苗木は途中からY字に分岐していて、片方の枝には幼児並のチ●コ形の実が。
 もう片方の枝には、小さなナツメのような実にマ●コの亀裂が入っていた。
 魔我マッガーが説明する。
「これは『マ●コチ●コの木』です果実には着衣人類には常用性が高い中毒成文が含まれています………別名・オナニー中毒の木、この苗木が育ってたくさんのチ●コマ●コが実れば密猟者を撃退できるんですけれどね………育って本格的に実るのには何十年もかかってしまうので。最高の肥料と言われている【カッパの尻子玉】があればすぐにでも、密猟者を退治できるんですけれど」
「カッパの尻子玉なら、ここにありますよ……ほら、ここに」
 軍医タコは、カッパ娘からもらった尻子玉を魔我マッガーに渡す。
 尻子玉を手に驚く魔我マッガー。
「なんという偶然、それでは早速、鉢植えの中に尻子玉をば」
 魔我マッガーは、洞窟の床に置いた植え木鉢に尻子玉をグニュと押し込む。
 尻子玉の養分を吸収したマ●コチ●コの苗木は急速成長して洞窟の天井を突き破ると、山の穴から枝葉を伸ばして、見事な大樹へと成長する。
 大樹の幹には木像の裸婦像のような凸凹が、手をつないでグルッと取り囲むように浮かび出ていた。
 こちらを向いている裸婦がいれば、ヒップを向けている裸婦もいる。見上げる枝には片方にバナナのようなバナナ房チ●コ……もう一方には、ココナッツのような実にマ●コの窪みがある
ヤシノミマ●コ
が実って揺れていた。
 マ●コの実と、チ●コの実を見上げながら軍医タコが呟く。 
「見事なマ●コチ●コですね」
 感心していると、入り口から入ってきた密猟者が洞窟の中に現れた。
 密猟者が言った。
「なんでぇ、ここは? 天井に【ヒト】がいっぱいでヤリ放題じゃねぇか……へへへっ」
 魔我マッガーと軍医タコが目で合図を送る、今こそ虐げられてきた【ヒト】の密猟者に対する反撃の時だった。
 軍医タコが蘭花と銀牙に命じる。
「蘭花、銀牙、密猟者をマ●コチ●コの実を使ってヤッちゃってください」
「はい、タコ神二号さま」
 蘭花と銀牙は木からもいだ、マ●コの実を密猟者の股間に押しつけて数回、シコシコする。
「うおぉぉぉぉぉ!? なんだコレは?」
 密猟者たちは、まるでオナホールを扱うようにココナッツの実をつかんで前後に動かす。
 即効の中毒オナニーに没頭している密猟者を見て軍医タコが言った。
「これでもう密猟者が【ヒト】を狩るコトはないでしょう……めでたし、めでたし」
 破華姉ぇが、どこからか取り出した扇子を広げて言った。
「これにて、一件落着」

第十一膜〜おわり〜


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