日本国の人はみんなエッチなの? @

 軍医タコが路理の頭を軽く押さえてフェラチオさせている銀牙に言った。
「銀牙、これからカウントダウンします……五秒前から数えますから、0になったら射精しなさい」
「はい、タコ神二号さま」

 裸族人類の射精やオーガズムは、海鮮生物のそれぞれの神々に管理されているので、神が命じて好きなように調整できる〔場合によっては寸止め状態にして、数日後の決まった時刻に射精も可能〕

「5……4……3……2……1……0! さあ、射精しなさい
 銀牙は路理の口に、高タンパク質のエネルギー精液を、爆発させるように大量射精射した。
「ふぐうぅ!?」
 路理の口から溢れて飛び散る白濁体液。路理が喉を鳴らしながら飲み込むと、背ビレが力強い輝きを放つ。
 銀牙のチ●コを口から出して、咆哮する路理。
「アンギャアァァァ!! 力がみなぎる!!」
 ゴングが鳴らされ第二ラウンドが開始された、今度は路理がギド子の片足を∠型に持ち上げ、貝合わせをした女性性器をヌヂュヌヂュと激しく擦り合わせる。
 身悶えするギド子。
「なにこれぇ!? さっきと全然ちがう!? おかしくなっちゃうぅぅ」
「おらおらおらおら! イカせてやるんだからね! アンギャアァァァ……ごぼッ」
 腰を動かしながら、天を向いて口から白いモノを噴き出す路理。
 優勢な路理を見て呟く軍医タコ。
「王が目覚めた」

 ギド子の裸体がガクッガクッと快感に震える。
「あたしがイカされる、女王のあたしがイカされてしまう。あぁぁぁ、もうどうなってもいぃぃ」
 ギド子は白眼を剥いて絶頂して果てた──女性性器を気絶したギド子と密着していた。路理の周囲にいつの間にか裸のジパング人男女が、取り囲むように集まり。
 片膝を地面について、頭を下げ路理に平伏する──王の誕生だった。

「アンギャアァァァァ! ごぼっごぼっ」
 天に向かって咆哮して口から噴き出した精液を、手の甲で拭きながら
軍医タコに向かって言った。
「勝たせてくれて、王にしてもらったのは感謝しているけれど 【ヒト】の巣にいるヒトの長とか女王を倒さないと終わりじゃないからね……ジパング国の西に【ヒト】の巣があるんだからね」

 軍医タコ一行の旅は【ヒト】の巣を求めてさらに続く。
 何回目かのパワーが弱ったエンジンを交替しながら、ジパングパークを進むサファリバスは半島の先端にやってきた。
 沖には禍々しい雰囲気を漂わせた、ヒトの島『ヒトヶ島』があった。
 軍医タコが言った。
「さて、これから先どうしますかね……いきなり、ヒトの巣に乗り込むというのも」
 ヒトヶ島の上空には【ヒト】の群れが飛び回っているのが見えた。



 軍医タコが思案していると、足元から甲高い声が聞こえてきた。
「おまえさんたち、ヒトヶ島に渡るのかい?」
 見ると、女性性器に小さな体が付いた奇妙な生き物が立っていた。
『アソコのパパ』だった。

 卵形で肌色の頭部、同じく肌色の小さな体の股間には、ちっちゃな陰茎と睾丸もちょこんと下がっている。
 女性性器の毛が生えたマ●コから汁を滴らせながら、アソコのパパが言った。
「観光目的なら、近くの桟橋から遊覧船が出ているから、それに乗ればいい……自己紹介が遅れた、儂はココでヒトヶ島に渡る者たちに助言をしている観光大使の『アソコのパパ』じゃ」
「それはご苦労様です……ヒトヶ島について、ご存じのコトを、少し予備知識として教えていただけませんか」

「いいじゃろう、ヒトヶ島の【ヒト】は観光目的で渡ってくる者には何もしないが、自分たちに危害を与えると感じた者には集団で襲ってくるから注意が必要じゃ。見たところ、お主たちは素っ裸で密猟者でも無いようなので大丈夫じゃろう」
「密猟者なんているんですか?」
「ふむっ、ほとんどが日本国から来た『強制性交』が目的の連中なんじゃが……連中は投げ網で捕獲した【ヒト】の、背後に貼り付いているピンク肌色の飛行翼を女体から強引に引き剥がして、飛べなくなった【ヒト】の本体を強制性交する」
「酷い話しですね」

「昔は【ヒト】は保護生物に指定されていてな。将軍さまが 【ヒト憐れみの令】で、ヒトを過剰に保護しはじめてからは。やたらとヒトが増えてきたのじゃ……そのために憐れみの令が廃止され保護対処から外された途端に、密猟者が頻繁に現れるようになった」
「【ヒト】に女王とか長が現れたと聞いたのですが」
「おぉ、いるぞ……一匹の渡りヒトがアナザー・エデンから結晶を付着させて、巣にもどってからヒトの知能が上昇して長が選ばれたらしい…… 長についての詳しい話しは、遊覧船の船長に聞いてくれ
 そう言ってアソコのパパは、性器顔をジュンと濡らした。


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