エロリアンのチ●コって硬いの? @

 翌朝──チェックインしたホテルから出発して、雪山地域を走るサファリバスの中で軍医タコが言った。
「少しづつエロリアンの目的が見えてきました、鉄チンエロリアンは『エロリアンの王を目指して』と言っていました……エロリアンたちは、覇権を争っているのではないでしょうか」
「エロリアン結晶が覇権争い?」
「昨夜、鉄チンエロリアンがホテルに現れたのも、強さを他のエロリアンに示すため……裸族人類の性器に撃沈しましたが……あっ、バスを止めてください」
 雪道の端に何かを発見した軍医タコが、自動運転のサファリバスを止めさせる。
 不自然な雪の盛り上がりに近づいた軍医タコは∩型の雪の盛り上がりに頭から突っ込んで言った。
「思った通り、雪で作ったカマクラでした……中に全裸のジパング人が倒れています。銀牙、カマクラの中に裸で入って、中で意識を失っているジパング人の女性を抱き締めて温めなさい」
「はい、タコ神二号さま」
 銀牙は裸で、入り口が雪で塞がれたカマクラの壁を破って内部に浸入すると、裸で意識を失っていた金色の女性を優しく抱き締める。
 すぐに銀牙の体温で、シューシューと女性の体から熱気が上がり、女性の顔が上気して赤みをおびる。
 低体温から蘇生させた女性をプリンセス抱っこで抱えた銀牙はバスへともどった。

 裸族人類は、いかなる過酷な環境でも瞬時に肉体が対応するので、宇宙空間でも深海でもマグマの中でも生存が可能だ。

 吹き抜けのサファリバスの中で、銀牙に抱えられているジパング人女性の胸に、触手を聴診器のように当てて診察した軍医タコが言った。
「あと数分間、蘇生処置が遅れていたら、低体温で心拍が停止して危ない状態でした」
「どうして、あんな場所のカマクラの中に裸で?」
「さあ、それはこの先にある、温泉に浸けて意識をもどさないコトには」
 一行は雪景色の中で湯けむりが揺らぐ、露天風呂へとやって来た。
 裸の銀牙が裸で意識を失ったままのジパング人女性を、プリンセス抱っこしたままお湯の中に一緒に浸かる。

 破華姉ぇは入浴するために衣服を脱ぐように、股間から生えている結晶を一本づつ痛みに耐えながら抜いている──どうやら、結晶は陰毛と繋がっていて結晶を抜くたびに陰毛も抜ける。

 銀牙に軽く抱き締められる格好で、温泉に浸かるジパング人女性の金色の顔に赤みが差す。
 軍医タコが銀牙に言った。
「銀牙、お湯に浸かりながらジパング人の女性にキスをしなさい
「はい、タコ神二号さま……んんッ」
 銀牙にキスをされていた女性が、うっすら目を開けて
銀牙の首に両腕を回してしがみつく。
 蘭花はキスをしている銀牙を平然と眺めている。

『裸族人類が存在する退屈でない世界』はフリーセックスが当たり前なので、男女間の嫉妬は存在しない。

 意識が完全にもどって銀牙と、熱い口づけをしているジパング人女性に軍医タコが質問する。
「お楽しみのところすみません……あなたはなぜ、裸でカマクラの中にいたのですか?」
「んッ……あ、オレンジ色のタコがしゃべっている。よくわからないんです、気がついたら雪の中に裸でいて凍えそうだったからカマクラを作って寒さから避難して、中で意識を失って」
「やっぱり……あなたは男性エロリアン化していました。おそらく女性エロリアン化したジパング人男性と性の戦いをして敗れたのでしょう」

 その時、空から羽ばたく音が聞こえ。
『メカギャー子』が飛来した。



 メカギャー子は、露天風呂目がけて急降下してきて、お湯渋きをあげながら着水した。
 頭に手拭いを乗せて、温泉に浸かるギャー子が言った。
「極楽極楽、やっぱり雪景色を眺めながらの露天風呂は最高っスね……おや? そこにいるのは、あっしが性交戦で倒して結晶を吸収した男エロリアンの中身でやんすね……凍死しなかったんでやんすか」
 メカギャー子のエロリアンは、お湯の中で翼を広げる。
「見るでやんす奪った結晶で空が飛べるようになったでやんす……この調子で、どんどん他のエロリアンを倒して王になるでやんす」

 軍医タコが銀牙に命じる。
「銀牙、メカギャー子のエロリアンを犯しなさい……ぺにスMAX状態で
「はい、タコ神二号さま」
 ザバァッとお湯から立ち上がった銀牙のそそり起つ、チ●コから温水が滴る。
 裸体から昇る湯気の中に、浮かぶ生円柱の陰を見てメカギャー子は悲鳴を発する。
「ギャーッ!? なんすか? そのけた外れのデカイチ●コは!?」



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あきゅろす。
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