ジパングパークにはどんなエロ友がいるの? @

 ファイの中から現れたジパング少女と蘭花をレズセックスさせた軍医タコが、歩きながら言った。
「やはり思った通りです…… 結晶はジパング人の男を女に、女を男に変えています……なんらかの意思が働いているようです」
「結晶に意思が? そんなバカな、じゃあ何か目的があって?」
「それはわかりません、エロリアンとの接触を増やしてデータを集めてみないコトには……それにしても広いジパング国内を、徒歩でエロリアンを探すのは効率が悪く疲れますね、何か乗り物を調達しないと」
 歩いていた軍医タコの足が、廃業した遊園地の前で止まった。
 営業不振で廃業した遊園地の門は開いていて。
『遊具販売しています』の貼り紙がしてあった。軍医タコは入り口から見える、一台の中古の小型サファリバスに注目する。
「あの乗り物なら、移動するのに便利そうですね……交渉してみますか」
 遊園地の中に入っていくと、プレハブの小屋があり。チョンマゲ頭の一人のジパング人男性が椅子に座ってテレビを見ていた。
 軍医タコが男性に声をかける。
「あのサファリバスは売り物ですか? 値札がありませんが?」
「あぁ、アレはなかなか買い手がつかなかった中古バスだから、ここで直せるなら無料で持っていってもいいよ……その代わり返品はできないよ」
「本当ですか、それじゃあ修理するので、いただきます。無料でいただくのも悪いので、原価の半値で引き取らせてもらいます……カード払いはできますか?」
「カードは使えるけれど、無料でいいって言うのに代金払うとは……あんたも酔狂なタコだねぇ」

 軍医タコが蘭花に命じる。
「蘭花、マ●コをスキャンしてもらいなさい……あなたの認証マ●コで隊長の口座からカード払いで引き落としてもらいますから」
「はい、タコ神二号さま」
 蘭花は、はしたないポーズでマ●コを読み取り機に近づける……ピッ

 軍医タコは入手したサファリバスに近づいて調べる。
「これなら、少し修理すれば動きそうですね」
 軍医タコはサファリバスの後部に回って、
動力部のカバーを開ける、中にはハムスターの回し車〔ハムスターホイール〕のようなモノがあり。回し車の中には後方に鋭いトゲのようなモノが突き出ていて乾いた血がこびりついていた。
「なるほど、これがバスの動力源ですか。あのトゲは運転席から出し入れを操作できるみたいですね、このホイールの中に動物か人間を入れて。後方からトゲで責め立てて回し車を回転させて発電するみたいですね」
 軍医タコは『どこでも万能工具』でバスを修理する──数分後。
「これで良しと、後は回し車を回す動物ですね」
 軍医タコは回し車の中にバナナを一本置くと、傍らに立つ銀牙の腹部に『どこでもホール』を開いて隊長タコを引っ張り出した。
 どこでもホールから出てきたオレンジ色のタコは、相変わらずバカみたいに元気だ。
「電気ですかぁ! お金があればなんでもできる……なんだ軍医、いきなり引っ張り出して」
「隊長に美味しいバナナをご馳走しようと思いまして。ほら、そこにバナナが置いてありますよ」
「おっ、本当だ」
 隊長タコがホイールに入ってバナナを食べ終わると、軍医タコはクリアーな内カバーを閉じた。
「なにをする? 出られないじゃないか」
「簡単に出てきてもらっては困るんですよ」
 軍医タコは金属製の外カバーを閉じて、完全に隊長タコの姿を隠す。
 軍医タコが運転席のレバーを操作すると、回し車の中から隊長タコの悲鳴と怒なる声が聞こえてきた。
「ぎゃあぁぁぁぁ! てめぇ! 軍医ふざけるな! 痛てぇ! ひぎぃぃぃ!」
 ヌチュヌチュと音がする回し車で発電された、サファリバスのライトが眩しく点灯する。
「エンジンの調子はいいようです……さあ、出発しましょう」
 カバーで隠された回し車の中で隊長タコは、ドッタンバッタン大騒ぎだった。

小型サファリバスは、それぞれの読者がイメージするバスのデザインで、ライオンでもサイでもゾウでも お好きなように

銀牙の腹部や裸体は『割れた腹筋あり』でも『腹筋なし』でも、読み手の イマジネーションにお任せします。タコ側裸族人類の細かい容姿は、読み手側の妄想を膨らませるために描写していませんから、あなたが理想とする容姿と肉体で。

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あきゅろす。
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