エロリアンって何？ ②
【ジパング国】『裸族人類が存在する退屈でない世界』にある、平たい顔の種族が住む国──男性は銀色の肌、女性は金色の肌をしている。建物は金色に輝き、江戸時代と現代が混合したような国。
チョンマゲで十手を持った現代警察官とか、芸者髪のオフィスレディとかがいる。
〔ただし、なぜか相撲取りだけは髷を剃ったツルツル頭で、裸体にマワシを巻いて相撲に挑む〕
空からお札が降ると『御伊勢詣り』が発生する。
現在のジパング国の元号は『愛記』〔あいき〕
軍医タコはタコ側裸族人類のメスの蘭花と、オスの銀牙を引き連れて。ジパング国にやって来た。
黒いサングラスをかけた軍医タコが言った。
「相変わらずキンキラした眩しい国ですね……破華姉ぇから連絡を受けて、駅近くで待ち合わせるために訪れましたが」
往来を歩いている、銀色や銀色をしたジパング人たちは、少し遠目から全裸の蘭花と銀牙を横目で見ながら歩き去って行く。
男女の混浴銭湯が普通のジパング国では、日本国よりも性規制は緩く、公衆の面前で裸族人類が性器を露出していても通報されるコトはない。
軍医タコが全裸で立つ、蘭花と銀牙に言った。
「蘭花、銀牙、このジパング国で指示した人間とセックスをしなさい」
「はい、タコ神二号さま。命じられる通りにセックスします」
裸族人類は全裸でいるコトへの羞恥心はない。
裸族人類は基本的にフリーセックスで、誰とでもそれぞれが信仰する神から命令されればまぐわう。
裸族人類にはパートナーが目の前で、自分以外の者とセックスしていても嫉妬はしない。
軍医タコが裸族人類に言った。
「それでは性器を勃起させたり、濡らしたりしながら。わたしと一緒に駅近くのコーヒーチェーン店に行きましょう。そこで破華姉ぇから詳しい話を聞きますから」
「はい、タコ神二号さま」
銀牙は陰茎を、意識してピクッピクッと勃起させ。
蘭花は女陰をジュワッと濡れさせた。
駅近くのコーヒーチェーン店に行くと、先に到着していた破華姉ぇが、
マ●コにバニラシェイクに差したストローを挿れて、股をテーブルの下で開いてシェイクを吸っていた。
「お久しぶり、軍医タコさん」
「お久しぶりです『ヌードナイト暴走事件』以来ですか……だいたいの内容はライン文で頂きました」
軍医タコはコーヒーを注文して、滅多に飲食を必要としない裸族人類の蘭花と銀牙は、紙容器に入った水を立ったまま飲む。
裸族人類は何時間でも、何日でも、何年でも立ち続けるコトができる。
「それでは、詳しいお話しを聞きましょうか……なんでも砕けた結晶の破片がジパング国に落ちていったとか」
「そうなんですよ、大半の破片は大気中で燃え尽きて無害なんですが【ヒト】に付着してジパング国内に運ばれた微粒子が問題で」
「どんな問題が？」
軍医タコは数本の触手腕を蘭花と銀牙の方に伸ばして、二人の性器や裸体を粘液で滑る触手腕でまさぐる。
「あふッ……タコ神さまぁ」
「動かないで、抵抗しないで、蘭花と銀牙の体が、セックス可能な状態かどうかの定期メディカルチェックです」
「はふッ……タコ神二号さま、肉体のチェックをお願いします……あうッ……」
触手は銀牙ペニスと睾丸に巻きついてしごいたり、締めつけたりする。蘭花のヴァギナの方も往復して弄ばれたり、穴の中をまさぐられたりした。
「あぁぁぁぁ……そ、その部分は、あぁぁんん」
「はぁはぁはぁ……タコ神さまの触手気持ちいいです、乳首がビンビンに」
蘭花と銀牙の喘ぎ声が店内に響く。
メディカルチェックが終わった軍医タコは、触手腕を引っ込める。
「これなら、命令すれば支障なくセックスできそうですね……えーっと、【ヒト】に付着した結晶の粒子がジパングにどんな影響を？」
「『エロリアン』って知っていますか？」
「初耳です」
「結晶の微粒子がジパング国の人間に付着して、肉体変化を引き起こす現象です。どんな変化になるのかは、まだ十分な研究が進んでいませんが……一説では、自分がエロリアン化しているコトに気づかない者もいるとか」
「ジパング人とエロリアンを見分ける方法は？」
「エロリアンになったジパング人の肌の色は、肌色になるらしいです…… 元にもどすには裸族人類がエロリアン化した、ジパング人とセックスをすること」
「なるほど、青いヌードナイトが含まれた肉体が、エロリアンを正常化させるカギみたいですね」
「少しだけ意識して肌の色を青っぽく変えた、裸族人類のマ●コとチ●コで犯すのが効果があるみたい……その時に結晶はこちらで回収して無害化するから」
「わかりました、協力しましょう……エロリアンの居場所が分かるアイテムみたいなのは、ありませんか？」
破華姉ぇは「それと、それがエロリアン・レーダー」と言って蘭花と銀牙の性器を指差した。
［前戯へ］［後戯へ］
[戻る]
[小説ﾅﾋﾞ|小説大賞]
無料HPエムペ！
