エロリアンって何？ ①
『裸族人類が存在する退屈でない世界』の上に乗っている、円盤状の『アナザーエデン』裏側──結晶人間で錬チン術師の破華姉ぇは、噴煙が上がる火山を眺めながら困った顔をしていた。
「困ったなぁ、まさか火山が噴火するなんて思ってもいなかったよ」
股間の結晶を数回さすってから、破華姉ぇはストローを挿した炭酸飲料のカップの上にしゃがむ格好で膣穴にストローを差し込むと、チューチューと膣圧で炭酸飲料を吸いはじめる。
「ぷはぁ……マ●コで飲む炭酸は最高。火口に結晶で、でっかいチ●コが完成した直後の噴火だったもんな……こりゃ参った」
噴火の勢いでチ●コの先端が吹っ飛び、欠片が飛んでいった方向を見る破華姉ぇ。
逆さになって支えている女巨人の足側にある『裸族人類が存在する退屈でない世界』の方角へと欠片は飛んでいった。
さらに結晶の欠片を体に付着させて裸族人類の世界へ飛んでいく、一羽の渡り【ヒト】の姿も破華姉ぇは確認していた。
「ようこそ、ジパングパークへ……本当の愛はどこにあるラララ……こりゃ、被害が広まる前に軍医タコさんに相談して、結晶回収手伝ってもらった方がいいか」
なんとなく、ひと波乱ありそうな予感を感じつつ、ハート柄の風呂敷を行商人のように裸体に背負った、破華姉ぇは『裸族人類が存在する退屈でない世界』へ、女巨人の腕に絡まった線路から下降する電車に乗るために駅に向かって歩きはじめた。
［後戯へ］
[戻る]
[小説ﾅﾋﾞ|小説大賞]
無料HPエムペ！
