婬罪VS淫忍〔最終性戦〕C

 母体ネオテニーは立ち上がると、意識を失っている分身を眺めて首を横に振る。
「情けない……ま、淫忍を一人倒したから良しとするか……これで、あたしが望む世界に一歩近……うッ!?」

 ネオテニーは股間に異物挿入を感じた、見ると疑似男根がいつの間にか挿入されていた。
 引き抜こうととしてもガッチリハマっていて抜けない。
「いつの間に、あたしのマ●コに? あはぁんんん」
 疑似男根が抜き挿しするように動き出す。
 駐車場のネオテニーから離れた場所に立つ、サドニキアがチ●コの腰を抽送するようにクイクイと動かしていた。
 サドニキアの近くには朧女と、今まで見たことが無い男忍者が一人……並び立っていた。
 状況がまったくわからない、ネオテニーはサドニキアの唇の動きを読み愕然とする。

 サドニキアはネオテニーに向かって。
「あなたの望む世界を実現させるワケにはいかない……子宮国を崩壊から救うために」そう言っていた。
(そんな……婬罪が同じ婬罪をイカせるだなんて……あぁん、気持ちいぃぃぃ幼女の体で、イクイクイクイクウゥゥ!)

『第八の婬罪』幼女求婚の罪【ネオテニー】……絶頂堕ち敗北。

 サドニキアと朧女と土門が肉丼チェーン店内で『姉妹丼』と『母娘丼』を食べていた時刻……天善館で、天善と軍医タコは緑茶をすすっていた。
 熱い茶をすすりながら、軍医タコが天善に訊ねる。
「いつまで隠し通すつもりですか……九人目の淫忍の存在を」
 動揺した天善の茶碗を持つ手が、ブルブルと震え。
 飲んでいたお茶が激しくこぼれる。
「な、な、な、なにを!」
「九人目のサポート淫忍は、集まった八人の淫忍の実力に天善どのが若干の不安を感じていたのと……朧女さんに、婬罪との淫らな体験を少しでも多く積ませ淫念を高めるのが目的でしょう……八忍の中で一番、淫念が強いのは朧女さんですから」
 お茶を飲み終わった軍医タコは、少し厳しい表情で天善に言った。
『菊花』に淫念を込めた者のみが願った世界が実現する……第八の婬罪が、いくら銀牙が絶頂する直前に耳元で囁いても、菊花に淫念を込めない限りはタコ、イカの海鮮が存在しない世界は実現しません」
 軍医タコは完成した男性用オナ性具『菊花』を、取り出して言った。
「わたしは、最後の勝者に、この菊花を手渡すつもりです……婬罪、淫忍関係なく。その結果、どんな世界が誕生したとしても」

 時間はネオテニーと土門の淫らな闘いがはじまり、土門がネオテニーの胸を揉みはじめた時刻……ネオテニーのロリ胸が、巨乳化していくのを見ていたサドニキアが朧女に言った。
「それじゃあ、こちらもエッチな闘いをはじめるとしますか……第八の婬罪が存在したのは意外だったけれど、第八が望む世界は作らせない……こちらも『子宮国』の存亡がかかっているから」
 サドニキアはクリトリスで濡れ光っているタコ神石を触り確認する。
「あたしが勝利して『菊花』に淫念を込めて、タコの裸族人類に菊花でオナニーをさせる
 朧女はチラッと肉丼店の壁を見た……長方形に一部分だけ材質が異なる箇所があった、赤レンガの壁に一部分だけ石垣は不自然すぎた。
「エッチな最終戦をするまえに、少し時間が欲しいんだけれど……確認したいコトがあって、七つの婬罪と八人の淫忍との闘いにも関係しているコトだから」
「少しだけなら」
「ありがとう」
 クナイを構える朧女……黒雲が太陽を遮り、辺りが少し暗くなる。
 石垣に向かってクナイを投げると、何者かが石垣模様の布から飛び出してきた。
 朧女が言った。
「お母さん、いい加減にして……最初から隠れているのバレていたから。壁隠れの術でそんな、単純なミスするのお母さんだけだから」

 黒雲から太陽が覗き、明るくなった駐車場に立っている一人の忍者を見た朧女が言った。
「お母さんじゃない!? 誰? あなた?」



 初めて見る男忍者が言った。
「オレの名は抜け忍『カモイ』……九人目のサポート淫忍」



[前戯へ][後戯へ]

30/34ページ

[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!