婬罪VS淫忍〔最終性戦〕@

 軍医タコが引き続きネオテニーに質問する。
「クラゲが嫌いになった理由は?」
「小学生高学年の時……お父さんが『今日はクラゲ料理を作るぞ』と言って、出来上がった創作料理は茶色の煮コゴリの中にクラゲの頭が浮かんでいる料理だった……お父さんが『クラゲは胃袋と心臓だけで脳が無い内臓が、海をプカプカ浮かんでいるようなもんだぞ……あはは』と聞いた瞬間に……クラゲとお父さんが嫌いになった」
「クラゲはほとんどが水分なのに、よく調理できましたね……すごいお父さんです。ウニが嫌いになったトラウマは?」

「中学生の時……お父さんが『生物の受精実験をやるぞ!』と言って、ウニの卵巣にお父さんが自分の精子をかけて。ウニの卵子が受精して細胞分裂していく恐怖を顕微鏡で見せられた……ウニとお父さんにトラウマが残った」

「ヒトデが嫌いになった理由は?」
「高校生の時……家に帰ったら、台所にフタをした丼とお父さんの置き手紙があって……『今日の夕食は【ヒトデ丼】だよ』って書いてあって、丼のフタを開けると半煮えでまだ生きて蠢いているヒトデが白米の上に、ソースをかけられた状態で乗っていて……ヒトデは体内から胃袋を裏返して出して、ご飯の上に一緒に乗っていた二枚貝を食べていた……その日からヒトデと、お父さんに嫌悪感を抱くようになった」
 ネオテニーの話しを聞いて、少し同情する軍医タコ。
「どの体験も、壮絶なトラウマ体験ですね」
 スニーカー裸体のネオテニーは、軍医タコに背を向けると。未成熟で閉じられている女性性器空間に向かって手招きをする。
 縦スジの性器空間が内側から左右に押し開かれ、体液が糸を引く穴からネオテニーに操られた人工裸女のビジョが出てきた。
 ネオテニーが言った。
「ついでだから、ママの悪口を言ったアイツをココで倒しておく……サドニキアには、あたしの存在は秘密だから言わないでね」
 裸体の腰にチャンピオンベルトを巻いたビジョを見て、軍医タコが言った。
「ビジョさんのお相手は、わたしが強化改造した隊長に相手をしてもらいましょう」
 どこでもホールの中から、全身の半分を機械化された隊長タコが這い出てきた。
 地面でグチョグチョと蠢いている、メカ隊長を触手で指差して軍医タコが説明する。
「矢で頭を射ぬかれて柱でピクピクしていたので即席改造しました、土門さんには朧女さんと一緒にサドニキアさんの相手をしてもらわないといけないので……これ、あげますから隊長とビジョさんの闘いで許していただけませんか? ネオテニーさんのお母さんへの暴言は、わたしの方からお詫びします」

 軍医タコはグルグル渦巻きのペロペロキャンデーを、ネオテニーの方に差し出す。
 キャンデーを受け取ったネオテニーは、満面の笑みを浮かべた。
「もう、しかたがないなぁ……ビジョ、改造タコとやっちゃって」
 うなづいたビジョが隊長タコにタックルして捕らえると、地面で隊長の頭を股で挟み締めつけ寝技に持ち込もうとする。
 しかし、体表がヌルヌルしている隊長タコは挟んだ股からスルッと抜け、ビジョの体を触手で蹂躙をはじめた。
《ぐふふふふ……ヌヂュグヂュグヂュ》
 粘液で濡れ光る触手が、ビジョの乳房や性器を這い責める……定番のエロダコ触手責めだ。

 ヌチョヌチョヌチョ……グジュグジュグジュ。
 触手はビジョの穴に侵入して内部からも、女体を蹂躙していく。喘ぐ人工裸女。
「あッ……あふぅ……あッあんッ……あ、あたし何されて? あひッ……こ、ここどこ? 今まで何を……おごッ!?」
 強い快感でネオテニーの呪縛から解放されたビジョの口に触手が抜き挿しされ、恍惚とした表情のビジョは隊長タコが絡まったまま裸体の腰を上下させて……オーガズム〔絶頂〕に到達した。
「ふごごごごッ……あごごごっ……あがッあがぁぁ」
 ビジョの口から触手が抜けると、ビジョは絶頂の余韻に浸る顔で一言。

「あふぅぅ……あたし、タコとヤッちゃいました」
 と言った。
 ビジョが操りから解放されたのを見たネオテニーは。
 と言った。
 ビジョが操りから解放されたのを見たネオテニーは。
「チッ」と短い舌打ちをすると、幼女性器の空間へと消え、性器空間も消滅した。



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