七つの婬罪VS八人の淫忍K

 軍医タコと土門と平次が、台の上に横たわった朧女の女体盛りを箸で摘まんでいると。
 庭にヘソ穴が開き中からサドニキアが出てきた。
 女体盛りで祝宴をしている軍医タコたちを見てサドニキアが言った。
「どうして、あたしがココに現れたとか聞いてくれないの? あっ、女体盛りのご馳走食べている……いいなぁ」
「サドニキアさんも一緒にどうですか」
「いいの? それじゃあ遠慮なく」
 チ●コをピクピク上下させながら、七つの婬罪、第七の罪【サドニキア】も宴に参加する。

 朧女の股間に箸先を入れて摘まみ上げた、赤身の刺身を口に運ぶサドニキア。
「この、お刺身おいしい……ほどよく塩味が効いていて」
 軍医タコが朧女のヘソ穴に詰められた、食用菊を箸で摘まみながらサドニキアに質問する。
「どうして、ココに現れたんですか?」
「『菊花』の製作状況確認と、七つの婬罪も最後の一人になっちゃったからそのご挨拶に……『菊花』の性具の方は?」「完成していますよ、持って帰りますか?」
「タコが預かっていて……最後の一人に渡すために」
 四人が食べている女体盛りは、食べ物が減ってくると朧女が無意識に食材を追加していく。
 朧女はセッセッと女体に輪切りの茹で玉子や、ウィンナーソーセージを股に挟み乗せている。
「そろそろ、七つの婬罪の本当の目的を教えてはくれませんか……銀牙を使って、どんな世界を作るのかを」
「教えないよ……こっちも切羽詰まっている事情があるから。この計画だけは絶対に成功させないといけないから」
 軍医タコが朧女の乳首に乗せられた、ローストビーフを食べながらサドニキアに質問する。
「どうしても、教えてはもらえませんか……場合によっては、力になりますよ」
 サドニキアが朧女の股間から垂直に生えている、ウインナーソーセージを抜き食べながら言った。
「絶対に教えない……あたしらの死活問題だから。最後の闘いは、あたし一人が残った淫忍二人の相手をする……そこの変態コート男と、この女体盛りの子の二人を同時に相手をして。絶対勝つ!!」
 サドニキアが箸で朧女の乳首を摘まむと、朧女は「うッ!?」と呻いた。
「婬罪一人と淫忍二人とのエッチな3Pですか……う〜ん」
 軍医タコは何やら考えている様子だ。
 朧女の脇腹をスプーンの背でツゥーッと撫でてから、サドニキアは女体盛りから離れた。
「女体盛り、ごちそうさま……最後の闘いは七つの婬罪が勝つから」
 サドニキアがヘソ穴にもどると、ヘソの穴が空間に吸い込まれるように消える。

 軍医タコが呟く。
「どうやら、七つの婬罪は本当に八人目の存在を知らないみたいですね……ここは一つ確かめてみますか」

 数時間後……土門カシスは裏山の山頂に居た。
 土門が特殊能力の【第四の障壁】越えで、こちら側に話しかけてきた。
「今まで、ずっと読んできたなら知っているはずだろう……第八の婬罪って、どんな奴だ? こっちに聞こえるように声に出して教えてくれ」
 いきなりの作中の登場人物からの問いかけに、こちら側にいる読者が驚愕して沈黙すると、土門カシスは肩をすくめた。
「簡単に教えてはくれないか……しかたない、タコさんから教えられた方法で八人目の婬罪を誘い出してみるか」

 土門カシスは、V字ハイレグみたいな水着にロングコートの格好で山頂に立つと、大声で叫んだ。


「第八の婬罪の、かーちゃんデ──ベソ!!」
 空間に女性性器が開き、中から飛び出してきた、スニーカーに裸体の幼女が怒りの形相で土門に飛び蹴りをする。
「ママの悪口を言うなぁぁぁぁぁ!」

 横腹を蹴られた土門の体が、横っ飛びして山頂の見晴らし台の柱に激突した。
「ぐふッ」

『裸族人類が存在する退屈ではない世界』ですから、わたしたちの世界では常識外なコトもたびたび起こります。



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あきゅろす。
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