ちょい箸休めの番外編・婬罪は我とともに【フェラリス】婬罪堕天Aラスト

 しゃぶられている彼氏は人目を気にしながら、少し迷惑そうな顔でフェラリスの頭を撫でる。
「うぅ……フェラリス……さすがに、野外のこんなに人目がある場所でフェラはマズいよ……うぅ」
 亀頭に舌を這わせながらフェラリスが言った。
「どうして? ボクは気にしないよ……キャピ、チ●コ大好き」
 フェラリスは、『フェラチオ狂』だった。
 場所を選ばずにフェラチオをする。ある時はファストフード店やコンビニのトイレでも平気でフェラチオをするので、出禁になったくらいだ。
「歩きながらでも、チ●コしゃぶっていたい……うぐッうぐッ」
 フェラリスの言葉に苦笑していた彼氏だったが、やがてそれは冗談でないコトが判明した。

 デートで河川敷の遊歩道を一緒に歩いていた時……フェラリスは突然、歩きながら彼氏のモノを引っ張り出してしゃぶりはじめた。
「うぐッ……うぐッ」
 さすがに常軌を逸脱したフェラリスの行動に、青ざめる彼氏。
「ち、ちょっと待て! 歩きながらしゃぶるな! 危険だ! やるなら橋の下で」
 彼氏はフェラリスにフェラチオされながら、人目を少しでも遮れる橋の下へと移動する。
 橋の下で理性が外れたフェラリスは狂ったように、フェラチオに没頭する。
 ジュルル……ジュッポ、ジュッポ。
 彼氏はフェラリスの異常なまでの、フェラチオへの執着に恐怖さえ感じはじめていた。
(ヤバい、この女いろんな意味でヤバすぎる……別れないと、吸い殺される)

 彼氏の不安感がフェラリスに伝わったのか?
 フェラリスは狂ったように彼氏のチ●コしゃぶりはじめた。
 強烈な快感に射精する彼氏。
「ぐおおおおッ!!!」
 大量の白濁液をフェラリスの口の中に放出したのに、棒が萎える気配は無かった。
「やめろ! フェラリス! もう出ている! 出した! うおぉぉ」
 フェラリスの高速フェラチオは続く、彼氏は二度〜三度と連続射精させられ。皮膚から水気が失われていく。
(こいつ、化け物だ! 逃げ……逃げ……水、水)
 ついには体液を吸い尽くされた、彼氏の体は茶色のシワシワミイラになり、トドメは睾丸までも尿道を移動してフェラリスに吸われる。
 ゴボッ……ゴボッ……ゴクッ、ゴクッ。
 フェラリスが彼氏の睾丸を飲み込んだ時……天から声が聞こえた。

《神罰!【フェラリス】婬罪堕天!》
 稲妻の閃光がフェラリスを包む、光の中から全裸でリスの尻尾と耳が付いた……第六の婬罪『フェラ交際の罪』フェラリスが立っていた。
 フェラリスは、変貌した自分の姿に驚く。
「なに? この姿? ボクどうなっちゃったの?」

 フェラリスの近くに縦長のヘソ穴が開き、中から【サドニキア】【オナン】【マゾッポ】の三人が出てきた。
 サドニキアが、フェラリスに手を差し伸べながら言った。
「第六の婬罪……誕生日おめでとう。あなたは、あたしたち『七つの婬罪』の仲間……さあ、一緒に行こう」
 フェラリスはサドニキアの手を握りしめた。


 フェラリスの回想が終わると、サドニキアが言った。
「さあ、『裸族人類が存在する退屈でない世界』へ出発しましょう」

箸休めの番外編〜おわり〜

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あきゅろす。
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