ギド子の教室Bラスト

 光線を浴びた女子生徒は胸を手で押さえて顔を赤らめる。
 押さえた指の間から白い母乳がピュッピュッと迸った。
 それを見て軍医タコが言った。
「成功です! やはりギド子さんの光線は乳線を活性化させて、妊娠していなくても母乳を出させるコトができる光線でした。これで『搾乳授業』の新性文化が誕生しました」


『裸女が少しだけ存在する素晴らしい世界』に誕生した風俗カルテG【『搾乳授業』光線で母乳が出るようになった女性生徒が男子生徒から搾乳してもらい、希望者に搾乳した母乳を限定販売する……男子生徒が直接、乳首から母乳を吸えば二割増し料金〔母乳を提供した女子生徒の顔写真と「あたしが乳出しました」のラベルで限定販売が可能〕

 ギド子は、この学園で女子生徒に光線を浴びせて、男子生徒に搾乳をさせるコトを誓った。

 さまざまな地域を巡り、エッチな文化を作り広める軍医タコたちの旅はこうして終わった。
 数ヵ月後……サル並みの知能から、通常知能にもどった人間たちは軍医タコが残した性文化を継承して、エッチな文明を築いていった。

【我美の淫界】おわり

〔流れるエンドロール〕

 数週間後のギド子の教室。
「さあ、男子はちゃんと女子の母乳を絞るコトができたかなぁ?」
「は〜い、ギド子先生」
 教室で女子生徒の搾乳や授乳をする、男子生徒の姿と。
 窓際の机の上に祭壇を作って飾られた、各地でエッチな文化を伝えた異界神として祀られる、軍医タコの人形があった。

 原始宗教と偶像崇拝はこうして誕生していく見本だった。


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