黒いサンタの洞窟A

 黒いサンタの裸女が言った。
「オレは口は悪いが性根は悪くないと自分では思っている……若い男の赤い裸サンタ裸男のように歓迎されないから、こんな歪んだタメ口性格になった……許せ。
赤いサンタの裸男は裸で煙突から入ってきて、綺麗な人妻を見つけると関係を結ぶらしい……もう一度聞くぞ、タコぉぉおまえはナニしに洞窟に来た?」
「この地に新たなエロ文化を作るために」
「それを先に言えよタコぉぉ、オレも前々から洞窟観光とは別の収入源はないかと考えていたところだ」
 裸で木箱に座った黒サンタ裸女は茶色の袋の中から、黒いバイブを取り出した。
「黒歴史の開発グッズ『闇バイブ』これを女に突っ込めば、ヒーヒー言ってヨガリ狂う……でも不人気で売れなかった」
「どうしてですか? 高性能で需要が多そうなグッズですが」
「一度使うと中毒性が高すぎて、闇バイブの虜になって一日中オナニーが止まらなくなって……やがて衰弱して死ぬ。この闇バイブ開発費と在庫の山で大変な状況に陥っているんだな……もうちょっとしたらサル知能人間たちも、物々交換から貨幣流通文化に移行すると思うんだが。さっき石貨を作っているのを見たからな……そうなれば、なんとか裸女三人の収入も増えて食っていける」

「では『女性専用処女捨て風俗』というのはどうでしょう……処女喪失を希望する女性が金銭を払って、男性から処女膜を貫通してもらうのです。この洞窟にいる知能レベルの人間なら、見本を見せて教えればすぐにコツをつかむでしょう」
「それいいな、男の童貞喪失はどうするんだ?」
「男は放っておきましょう……動物のメスとでもやればいい。男の童貞維持にそれほどの価値はないです」
 響子が珍しく怒り顔で言った。
「それって、矛盾していませんか。女性の処女性だけに価値があるだなんて……偏見とセクハラです。第一非処女の女性と男性がセックスすれば処女喪失に対価なんか払う必要ないのでは?」
「そこですよ、この世界に処女喪失、処女膜貫通がプレミアムなトレンドだと。原始知能レベルの女性に植え付ければ価値が生じて商売になります……とりあえず、犬コロに処女膜貫通をさせてみましょう」
 軍医タコは我美の腹ポケットから、ゴーグル型のサングラスを取り出して装着した。
『処女判別サングラス』ピカピカピカ……このサングラスで見れば、非処女か処女かすぐにわかります」
 軍医タコは品定めでフライドチキンを、地面で屈んで食べている一人の少女に触手を伸ばすと捕獲した。
「この娘、処女です……犬コロ、この娘の膜を股間のモノで貫通しちゃってください」
 命じられるままに、犬コロは少女の貫通儀式を開始する……仰向けにさせられた少女の両首をつかみV字開脚させた犬コロは、そのまま腰を一気に少女の秘部に密着させて愛撫も無しに膜をチ●コで破る。

「うぐッ!? ひッ!!」
 少女は何をされているのか、何をされたのか……わからないまま涙目で犬コロの抽送に耐えた。
 軍医タコが黒サンタに言った。
「今のは少し乱暴すぎましたが……洞窟内の男たちに、ロストバージンを希望する女性に対する愛撫を教え込めば……『女性専用処女捨て風俗』がエロ文化として定着します……これで、また一つ新たな性風俗が誕生しました」


『裸女が少しだけ存在する素晴らしい世界』に誕生した風俗カルテD【『女性専用処女捨て業』ロストバージンを望む女性が、写真指名した男性から処女膜を男性性器で破ってもらい……対価を払うシステムの風俗サービス】

 洞窟の炎の明かりの中、犬コロはいつまでも腰を動かし続けた。



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あきゅろす。
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