湖畔のドール村A

 赤と黄色の卑猥なリンゴを見上げながら、軍医タコが響子に言った。
「響子、黄色いリンゴをもぎ取って食べてみてください」
 響子は言われた通り、男性性器に酷似した突起物がある黄色いリンゴを、もぎ取ると一口かじる。
「甘くて美味しいです……これで何が? うッ!?」
 いきなり響子は、その場に倒れ意識を失う。
 数秒間ほどの失神の後……響子は意識を取り戻した。
「いったい何が起こって……えっ!?」
 自分の体を確認した響子は言葉を失う。
 二つの乳房は平らな胸になっていて、股間には男性性器が付いていた……響子は男になっていた。
「男の体……どうして?」
「説明しましょう……赤いリンゴは男性を女性に、黄色いリンゴは女性を男性に性転換させます。運良くこの地域の風土が、性転換させる果実植物の発育に一番適していたので発芽に成功しました……ちなみにオナニーをすれば元にもどります」
「男女のセックスでは戻らないんですか?」
「生身の男女が性転換果実を食べた者と性交をしたら……両方が死にます、ラブドールが相手なら問題はありません
 軍医タコはネットカフェの個室を触手で示す。
「さあ、響子……あの中でオナニーをしなさい

 男になった響子と、ラブドールリーダーが向かい合って座り個室の中でオナニーを開始した。
 M字開脚座りをしたラブドールは人工乳房を自己蹂躙して、人工マ●コをクチュクチュいじくり回し……響子はチ●コをつかんでしごく。
「あッあぁあぁ」
「んッ……はぁはぁ、これが男のオナニー……あぁぁ」
 個室の中で互いに性器を見せ合いながら、自慰をしている男女を見て軍医タコが言った。
オナニー専門の個室ネットカフェ……要望があればAI内蔵のラブドールが相手をしてサービスしてくれる。新たなエロ文化の誕生です」
 響子は初めての男のオナニーに興奮して没頭する。
「あぁぁ……体が熱い、あたし男のオナニーしている」
 響子は気がつくと狂ったように勃起していた男の乳首を触り、熱く固くなったチ●コをしごく手の動きが止まらなくなった。

 次の瞬間──尾骨から背骨を昇ってくる絶頂の洪水に頭の中が飲み込まれ、真っ白になり体が絶頂痙攣する。
「あぁッ……出る……はぁはぁはぁはぁはぁ」
 響子は個室の中で、白濁の体液を勢い良く飛ばした。

『裸女が少しだけ存在する素晴らしい世界』に誕生した風俗カルテB【オナニー専用の個室ネットカフェ個室内での生身の男女の性的行為は禁止……要望があればラブドールが相手をして個室で性処理サービスをしてくれます……性別転換ドリンクバーは無料】
※注意『裸女が少しだけ存在する素敵な世界』以外のネットカフェで、変な行動をすると通報されます


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