尻目温泉A

 天井近くまで噴き上がる源泉の轟音に我に返った尻目が悲鳴を発する。
「なにして、くれちゃっているんですか!?」
「まぁまぁ『混浴尻目温泉』です……これで入浴客も増えるでしょう。ほら、轟音を聞いたサルたちが、人間知能だった時の名残で使えないスマホを持って集まってきましたよ」
 サル知能人間たちは、電池の切れたスマホやタブレットで撮影をするような仕種をしてから──混浴した。
 軍医タコが言った。
「どこかで見たような光景だと思ったら、温泉に入る猿……スノーモンキーそっくりですね。それでは新たなエロ文化を作り出しましょう……尻目さん、エプロン外して温泉の湯船に入ってください」

 ワケがわからないまま尻目が裸体を湯に沈めると、軍医タコは固形の入浴剤のようなモノをポチャンと湯船に落とす、温泉の色がピンク色に変わる。
「泉質を女性が妊娠しやすく、媚薬効果がある温泉に変えました」

 尻目とサル知能人間のメスは、お湯の中で顔を赤らめ。ハァハァ興奮してきた……どうやら排卵がはじまったらしい。
 次に軍医タコは我美のお腹の袋から、白い貼り薬のようなモノを取り出した。
チ●コ生える軟膏』ピカピカピカ」
 そう言いながら、軍医タコは響子の股間にペタッと、白い軟膏〔なんこう〕を貼る。
 四角い軟膏を股間に貼られた響子は、ムズ痒そうに腰を引いた。
「なんか、お股がジンジンして変な感じです……あぁぁぁ、何か生えてきました?」
 白い軟膏が棒状に盛り上がり、チ●コが生えたようになった。
 響子が驚いた様子で、白いチ●コを擦る。
「女のあたしにチ●コが生えた!?
「一時的に女性の陰核組織を変化させるバイオ軟膏です……何回も連続しては貼れませんが、ちなみに男が股間に貼ったら男性性器は溶けて消えてしまいます……さあ、響子。その白いチ●コ尻目さんと繋がりなさい」

 響子は、湯船の縁に両手でつかまり中腰で太モモまで浸かった尻目の背後に回ると──膣穴のマ●コ目にチ●コの先を押しつけた……ぐじゅぅぅ
 眼球が押し込まれ、苦悶の表情をする尻目。
「うぐぅ……目ン玉がチ●コで押し込まれるぅぅ」
 響子が抽送を開始すると、それを見ていたサル知能の人間たちもマネをしてセックスを開始した。
「あぁん……あぁん」
「あはぁん、あふぅぅ」
 混浴温泉のセックスパーティー……軍医タコが言った。
中出しされると百発百中で受胎する『尻目混浴子作り温泉』これでまた一つ、新たなエロ文化の名所が誕生しました」
 響子が尻目の中に白い体液を射精する、快感に舌を出して喘ぐ尻目。
「あぁぁ……眼球に出されている……妊娠しちゃう、はぁぁぁ」
 サル知能人間たちも『子作り混浴温泉』で、次々と中出しをした。

『裸女は少しだけ存在する、素晴らしい世界』に誕生した風俗カルテA【誰でも自由に子作りができる混浴温泉、受胎率百パーセントのご利益……女性同士でも性器を擦り合わせていると〔レズ妊娠〕してしまう効能付き

 尻目混浴温泉を後にした軍医タコ一行は、次の目的地へと向かった。
 タコ自動車の中で響子は……困り顔で軍医タコに質問する。
「あたしの精子で、尻目さん妊娠しちゃいますよ……女同士で子供作らせてどうするんですか!!」
「心配なら毎月の養育費が、わたしたちの世界から尻目さんか響子の口座に振り込まれるように手配しますよ……隊長の口座から自動で……さて、次の目的地はあの山ですか」

 針葉樹に挟まれた、ハイウェイ道を進むタコさん号の前方に、ロッキー山脈のような雪山が見えてきた。


[前戯へ][後戯へ]

5/18ページ

[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!