『裸族人類と裸女が存在しないどーでもいい世界』B

 モヒカン頭の裸体にトゲトゲが付いた肩当てや、首輪、腕輪、ブーツを履いたフルチンの男たちだった。
 顔や尻や胸に痛々しいタトゥーを彫っている、その姿はまるで『北●の拳』に登場するザコキャラだ。
 軍医タコがマッドな集団を見て言った。
「この世界にもザコがいましたか……あなた方は、どうして絶頂波を脳に受けてもサル並みの知能に退化しなかったのですか?」
「ひゃひゃ、知りたいか……教えてやろう、それはオレたちがバカだからだ。ひゃひゃひゃ」
「なるほど、どうやら我美の絶頂波から逃れた人たちも世界にはいるようですね……うむっ、ちょうどいい……あなたたちザコの体を使って響子に、新たなエロ文化を作らせて、この村に広めて定着させましょう」
「なんだと、てめぇオレたちをナメているのか!! タコみたいな顔しやがって!!」
 ザコが鉄パイプや鉄条バットで殴り掛かる前に、軍医タコは我美のお腹の袋に触腕を突っ込んで、パラボラアンテナ型光線銃を取り出すとザコたちに向かって光線を発射した。
『勃起光線』ピカピカピカ」
「うおぅ、チ●コがでっかくなる!!」
 ビクンビクンと跳ねる勃起チ●コを両手で押さえるザコたち。
 軍医タコは、別の触腕を我美の腹袋に突っ込んで、今度は流線型の光線銃を取り出して、裸の響子に向けて光線を放つ。
『分身光線』ピカピカピカ……ついでに胸のサイズも1・5倍増」
「きゃあぁぁぁ!?」
 響子の体がザコと同じ人数分に分身する。
 まったく同じ動きをしながら、分身した響子が言った。
「「「なんてことするんですか!!」」」
「心配しなくても大丈夫、一定の時間が過ぎれば分身は消滅します……その間にザコたちにエッチなコトをこのザコ村で広めるエロ文化は『パイズリ・フェラチオ』です男のチ●コを胸で挟んでしごきながら、亀頭を舐め回してください」
 分身した響子が言われた通り、ザコの前にガニ股で中腰立ちすると乳房にザコのチ●コを挟み込み、上下に乳房でしごきながら亀頭に舌を這わせる。
「「「「んんん……れろれろれろ」」」」
「うおぉ! 気持ちいぃ! なんだコレ? お花畑が見えてきた……あっべし!」
 ザコたちが次々と、白濁の液を撒き散らして果てるのと同時に分身も消えていく。
 響子の『パイズリ・フェラチオ』を見ていた、サル知能の村人たちも女たちが響子のマネをして、男たちにパイズリとフェラチオをはじめた。
 村に新たな性風俗文化が誕生した瞬間だった。
 軍医タコが、満足そうな顔で言った。
「この風俗が発展していけば、男性の要望で女性が家に出向いてパイズリ・フェラチオテクニックを売りにする、デリバリー風俗業に発展しますね」
 最後のザコが射精すると、本物か分身かわからない響子が一人だけ残った。
 大地に倒れた最後のザコは、至福の表情で言った。
「これで勝ったと思うなよ……いずれ、ここでオレたちに倒されていた方が良かったと思える時が来る……おまえたちには、あのお方は倒せない……姉ちゃんのパイズリ、気持ち良く抜けたぜ……ありがとうな……ガクッ」
 ザコは小声で「ぱぴぷぺぽっ」と幸せそうな顔で意識を失った。

『裸族人類と裸女が存在しないどーでもいい世界』に誕生した風俗カルテ@【胸に自信がある女性が、男性が指定した場所にやって来て乳房と舌で抜いてくれるパイズリ・フェラチオデリバリー業

 新たなエロ文化を発生させた、軍医タコ一行は次の目的地に向かった。
 荒野の街道を移動しているタコさん号の中で、軍医タコが呟いた。
「どうやら、この世界には、サル知能人類を支配しようとしているラスボスのような存在がいて、各地域を統治支配する配下のような者たちがいるようですね……エロ文化を作り出して広めていくのも、そう簡単ではないようです」



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