大王イカ星@ 〔イカ星〜ラストまでエロシーンほとんどなし〕

『大王イカ星』へ向かう、リアルタコ型母船内……蘭花が紫音に小惑星の上で犯された直後。
 銀牙の恥骨に、蘭花からの救いを求める通信が届いた。
 動揺した口調で銀牙は、軍医タコに言った。
蘭花が犯されました……オレが精子を注いで、刹精子してやらないと……タコ神二号さま、蘭花のところに行ってもいいですか?」
「行きなさい……『どこでもホール』がメンテナンス中でなければ、座標を設定して送り届けるコトもできるのですが……自分の翼で蘭花のところに飛んで行って抱き締めてあげなさい」
 銀牙は背中から白い鳥の翼を出すと、タコ母船から蘭花のところへ向かった。
 銀牙がいなくなって、数分後……厳しい表情で立ち上がった裸の憑依響子が軍医タコに言った。
「やっぱりダメだ! 大王イカ星には行くな! 罠だ、オレはタコの軍医を騙して連れてくるように命令されて……いろいろな星の成仏できないでいる淫霊を利用して……だから」
 軍医タコは響子の口に、滑る触手を押し当てて続く言葉を遮った。
「『大王イカ星』は、あなたの故郷なんでしょう……ここまで来たのですから帰郷しましょう、あなたをイカ星に送り届けます……わたしのコトは大丈夫」
 軍医タコが尻目に言った。
「冷凍保存しておいた隊長を数体、解凍しておいてください……トラップ回避で活躍してもらいますから

『大王イカ星』のイカ大王の部屋で、逆光シルエットのイカ大王が宮殿内の随所に仕掛けられた、監視カメラの分割モニター画面を見ていた。
《ひょひょひょ、ついにタコ母船がイカ宇宙空港に到着して、タコどもが宮殿に向かっておるわい……何も知らずに、ひょひょ》
 大王イカの体から白煙と焦げたオイル臭が漂う。
《おっと、冷却装置の調子が悪いわい。またオーバーヒートか……サルのやつ、中古部品を使ったポンコツのイカロボットを渡しおって》
 イカ大王の近くに立つ、半生身機械生命体少女はチラッとイカ大王の方を見てから視線を前方の扉に移した。

 その頃……銀牙は光速移動で蘭花が仰臥している小惑星に到着した。
 蘭花の近くには、腕組みをした紫音が立っていた。
 蘭花が涙目で銀牙に言った。
「銀牙、犯されちゃった……紫音のイカチ●コで……えへっ」
 拳を握り締めて、プルプルと怒りに震えていた銀牙は、紫音に殴りかかる。
「この野郎! よくも蘭花の穴を!」
 紫音は銀牙の拳を、片手の平で受け止める。
 紫音が言った。
「蘭花を抱いて、精子を注ぎ込まなくていいのか……今ならまだ、間に合うかも知れないぞ」
「わかっている……殴りかかって悪かった。オレたち裸族人類の解決方法は暴力ではなく、※6性的解決だったな……着衣人類だった時の癖で、ついカッとなっちまった」
 銀牙は蘭花に重なると、ぺニスを蘭花の処女膜再生が進んでいる膣穴に挿入して、あるコトに気づく。
「紫音……おまえ、まさか」
「いいから、早く蘭花に中出ししろ」
「あぁ……わかった」
 銀牙は抽送を続けて蘭花に中出しをした。
 ヌジュッヌジュッ……ドドドッ、ドピュゥゥ

『大王イカ星』イカ大王の部屋……逆光シルエットで赤い目が光るイカ大王の眉間で、チカッと銀色に光るモノがあった。
《それにしても、こんな単純なモノで裸族人類の力を封じられるとは……どれどれ、こんな風に首にハメるのじゃな……ふむっ、外してみ……!? 外れん!?》
 イカ大王の眉間で銀色の光りが、メチャクチャな動きをする。
《と、取れん! 首から首輪が外れん! ぐわぁぁ》
 ガタガタと悶え暴れている音が眉間から響いていた時。
 監視カメラの分割モニターの一つに通路を這っている、オレンジ色のタコ型宇宙人が映っていた。
 宮殿に侵入したタコに気づくイカ大王。
《いつの間に宮殿内に? 飛んで火に入る夏のタコじゃ……罠発動、ポチっとな》
 通路の壁の一部が開き、壁の向こう側に小型軽自動車ほどの巨大なタコ壺があった。
 オレンジ色のタコは方向転回をしてヌチュヌチュと、粘着剤〔トリモチ〕が入ったタコ壺の中に入っていった。※6海上から空母を持ち上げて放り投げたり、巨石を投げ飛ばしたりするコトはありますが。着衣人類のように兵器や凶器で他者を殺傷するような行為は裸族人類はしません。



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あきゅろす。
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