ウシ星の【搾乳人間】@※人格無視の非道なので注意

 次に向かうウシ星が見えてきた、リアルタコ型母船の中で軍医タコが壁際に背もたれ座り、憂鬱な表情をしている憑依響子に言った。
「次のウシ星には、成仏できない淫霊がいるって言っていましたね……響子の体に少し手をくわえるので、立ってください」
 憑依された響子が立つと、軍医タコは響子の乳首に細い針の注射をして薬剤を注入した。
 左右の乳首に注射針を刺された、淫霊が顔をしかめる。
「んんッ……乳首にした注射はなんだ?」
乳腺を活性化させて一時的に母乳を出させる薬です……特殊な放射線を乳房に照射して乳腺を刺激する方法もあったのですが、それだと長期間に渡って母乳が出てしまうので」
「本人の意思を無視して、この体にそんな勝手なコトしてもいいのか?」
「響子に憑依している、あなただって響子の膣穴に勝手にディルドー入れているでしょう」
「ちがいねぇ」
 淫霊がクスッと苦笑いしたのを見て、軍医タコが言った。
「久しぶりの笑顔ですね」
「えっ!?」
「淫霊のあなたが、どんな理由で成仏できないのかは、今は問わないことにしましょう……もしかしたら、自分自身の答えは見つかっているんじゃないんですか」
「…………」
「この旅の終わりに、あなたのハッピーエンドが待っているといいですね」
 軍医タコと淫霊響子が、そんなやり取りをしている間に響子の乳腺は活性化して乳房がプクッと少し膨らむ。
 軍医タコの触手が響子の乳房に伸びる。
「薬が効いてきたようですね、どれどれ」
 乳を揉まれ、乳首を摘ままれた響子の乳首から白い母乳がピュッと飛んだ。

 牧場のような、のどかな風景のウシ星……乳房のような双子山が見える『人間牧場』で、案内役として待っていたのはウシ側裸族人類『霜降り筋肉の黒毛』の姉……『爆乳のホルスタイン』だった。
 ホルスタインが胸を揺らしながら、軍医タコたちに花魁口調で言った。
「ウシ星にようこそでありんす……この星はあちきが案内するで、ありんす」
 ホルスタインに案内されたのは、乳人の搾乳畜舎だった。
 清潔な環境の牛房に一人づつ入れられた【搾乳人間】たちの乳首には金属製の搾乳器が装着され搾乳されていた。
 乳を吸引されている【搾乳人間】たちの表情は搾乳アクメで恍惚とした表情をしている。
「あぁぁぁ……あふぅ」
「はぅぅん……んふぅん」
 搾乳されている女性たちの腹部は膨らんでいて、強制的に妊娠させられていた。
 ホルスタインが説明する。
「自然で安全な母乳を得るために【搾乳人間】は種付けして妊娠させているでありんす……ちなみに生まれてくるのは全員がメスで次世代の乳人でありんす……実は説明しているあちき自身も」
 ホルスタインは自分の平らな下腹部を撫で回す。
「妊娠させられているでありんす……裸族人類だから膨らみは目立たないでありんす」
 搾乳人間の搾乳風景を軍医タコから離れた場所で眺めていた尻目に、こっそり近づいたホルスタインが耳元で囁く。
「実は別の場所で、とってもレアなオスの搾乳が行われているでありんす……稀少な夫乳でありんすから、特別に飲んでみるでありんすか」
「あたしだけ、いいんですか?」
「大勢に飲ませるほどの量は無いでありんす……なんとなく、あなたが気に入ったでありんす」
 軍医タコたちから密かに離れて、ホルスタインに案内された尻目は別棟の搾乳舎に連れてこられた。
 そこでは数名の裸の美青年たちが、一人づつ搾乳房に入れられ。
 平らな胸から搾乳されていた。搾乳アクメと同時にオスのチ●コはビクビクと反応してミルクとは別のモノを放出していた。
「あぁ……あぁぁ」
「ひぃぃぃ」
 銀色の筒のような搾乳管に吸引されて、強制的に夫乳を搾られている男たちを指差してホルスタインが言った。
「このオスたちはメスを妊娠させるための、元は種人でありんす……普段は何もしないで餌だけ食べてゴロゴロしているでありんす、受精能力が劣ってきたので……少し搾乳で仕事をしてもらってから廃棄処分するでありんす、現在オスから絞った乳の商品化を模索中でありんす」
 ホルスタインは紙コップに半分ほど入った、灰色の夫乳を尻目に差し出した。
「飲んだ率直な感想を聞きたいでありんす」

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