エンドロール後のお楽しみ
流れていくエンドロールの途中に、土門カシスが現れて、話しかけてきた。
「エンドロール最後にも、お楽しみはあるぞ」
再び続くエンドロールの文字羅列。
浜辺でくつろいでいるダーウィン神が二つに割った『進化神石』を艦長と副官に手渡して言った。
「これからは、おまえたち二人がこの星の創造神じゃ……儂は引退させてもらう、好きに生物を進化させるがいいぞ……おまえたちの寿命は人の寿命から外してある、この先、千年でも万年でも好きなだけ生きられるぞ」
「あのぅ……それって一般人には荷が重すぎるんですけれど」
「難しく考えるでない、儂が没にした進化アイデアの中に女体でケンタウルスなんかもあってな……」
再び流れるエンドロール。
淫乱遊園地の尖塔城……ダーウィン神がイカされて去った直後。
スグリは捕まえてきた、女子高校生を裸に剥くと新たに入手した神石の効果実験を行っていた。
ヘド子に肉体を弄ばれて悶える少女。
「あふッ……あぁぁぁ」
スグリは額の『進化神石』を擦りながら、少女の学生手帳に目を通した。
「ふ〜ん、あなた『路理』〔ろり〕って言うの……初寝路理〔はつねろり〕か」
スグリは少女に『進化神石』と『ロキ石』の力を試してみるコトにした。
朝……目覚めた路理は、いつものように制服に着替えると、登校するための朝食を摂るために台所へとやって来た。
テーブルの上には母親が用意した朝食が並べられていた。
路理の母親が言った。
「早く朝ご飯食べて学校へ行きなさい」
「う、うん」
違和感を感じながらも着席して朝食を食べる路理。
母親はいつもの通り、露出させた自分の男性性器に化粧をしていた。
チ●コにファンデーションを塗り、亀頭の先端にルージュを塗っている母親の姿を、路理は食事をしながら奇妙な気分で眺める……母親のチ●コにはピアスも付いていた。
母親が言った。
「路理もチ●コに化粧をしてから学校に行きなさいよ……チ●コの化粧は、女の子の身だしなみなんだから」
「う、うん」
自分の部屋にもどった路理は、パンツを下ろして朝立ちをしているチ●コに違和感を感じながらも、リップクリームを塗りはじめた。
この世界の女性たちは全員、進化の過程で男性性器が生えている。
亀頭の尿道口周辺に、グロス入りリップクリームを塗っていた路理の手の動きが止まる。
「ちがう……女にチ●コなんて生えていない! この世界はなんか違う!」
路理が叫んだ時、どこらかスグリの声が聞こえてきた。
「あ〜ぁ、もう気づいちゃった」
夢から目覚める路理、路理はヘド子からの全身愛撫を続けられていた。
スグリが言った。
「『進化神石』で女性にチ●コが生えた、ふたなり進化世界をシュミレーションさせて、それを『ロキ石』でバーチャルリアルな夢体験させてみたのよ……どんな気分だったチ●コに化粧をするのは」
小刻みに震えている路理を見て笑うスグリ……スグリは路理の額をつかむと言った。
「早く気づき過ぎた罰で、おまえの名前を別の女に二代目として襲名させよう……襲名させる女は……そうだ、あの美久とかいう裸族人類の女がいいな。メカ美久で少し楽しませてもらった褒美で、あの女は今日から二代目『初寝路理』〔はつねろり〕よ! あはははは」
こうして美久は名を、初寝路理とスグリによって改名させられた。
エンドロール終了
おわり
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