砂野スグリのロリコン帝国C

 曇天の下、淫乱遊園地に続々とロリコン嗜好の男たちが、スグリの『ロリ石』に引き寄せられて集まってきた。
 野外ステージの上でゴスロリ衣装のスグリはマイクを手に、蠢く極端な幼女愛好者たちに向かって言った。
「みんなぁ、あたしのマ●コ見たい?
 ぺンライトを振って答える、ロリコン帝国の国民たち。
「見たいぃぃ!」
「あたしに忠誠を誓うぅ?」
「誓うぅぅ!」
「あたしの生のマ●コや胸やお尻を見るだけで満足できるぅ?」
「できるぅぅ!」
「じゃあ、いっぱい見せてあげる」
 スポットライトの中……ノーパンでステージにM字開脚して座ったスグリは、スカートをめくり上げる。
 神石が貼りついた濡れ光る幼い女性性器が、ライトに照らされる。
 会場からどよめきと、感嘆の声が漏れ、大型スクリーンにスグリの性器がアップで映し出される……変態幼女だった。
 ライトに光る神石が付着した無防備性器を、男たちに撮影させていたスグリがポツリと言った。
「なんか違う……こんなの帝国じゃない、ただの性器撮影会だ……どうしてこれだけの人数しか集まらないの? 神石を全部集めて指パッチンだけで世界の半分をイカせられる力があるのに?」
 困惑しているスグリに、ワイヤーで縛られてステージ上に転がされた土門が言った。
「当たり前だ、世の中の男が全員、おまえが考えるほどのロリ嗜好じゃない……神石をいくら集めても夢の【ロリコン帝国】はムリだ……これ以上はロリ国民は集まらない」
「そんなコトはない!」
 左乳首の『ラクシュミー石』が輝き、カーマスートラ〔性典〕の力でスグリの関節が柔軟になって、片足を頭の後ろに持っていく過激な体位をスグリはした。
「さあ、みんな見て……こんなエッチなポーズをしている変態幼女がいるわよ、男どもロリータコンプレックスに染まれ!」
 数名の男が会場に増えた程度で、さほどの効果は無かった、スグリが言った。

「もっと、いやらしいポーズをすれば。ロリコンが増えて」「ムダだ」
 土門は復活した【第四の障壁】を越えてこちら側に小声で話しかける。
今だ、パンツを下ろせオナニーの時だ
 土門はスグリの方を見て言った。
「もうすぐだな……おまえの体に変調が現れる……5……4……3……2」
「いったい何を言って? うっ、お腹痛い?」
 スグリの『冥界神石』がハマっている膣穴の隙間から、赤い血が染み出てきた。
マ●コから血が? 何これ?」
初潮だよ……砂野スグリに初潮が訪れたんだ、おめでとう」
「初潮? 前世がロリコン親父のあたしが?」
「神石の中には、生理の血を嫌う石もあると聞くぞ……ほぅら、おまえの体から離れはじめている石もあるぞ」
膣穴の『冥界神石』と首筋の『ロリ石』が離れはじめる。焦るスグリ。
「こんなのイヤァァ!」
『ヘラ石』が輝き、スグリの肉体時間を早戻しする。離れていた石が逆回転で元の位置にもどる。
 土門が言った。
「こいつ、初潮が起こる前の自分の体にもどりやがった!」

「あたしに初潮は永遠に訪れない!」
 スグリが指を鳴らすと、世界の半分の人間が喘ぎ絶頂した。土門も転がされたまま「うッ?」と軽く射精した。
 その時、ステージの壁を突き破って、一人の乗りのミニパトに乗ったペットボトルが現れた。
 ペットボトルが車から降りると、車は女性型アンドロイドに変形する「うふっ」
 アライグマの着ぐるみパジャマを着た、ぺットボトルが転がされている土門を見て言った。
「情けない姿だな、砂野スグリに初潮は訪れたのか?」
「あぁ、だけどすぐに肉体時間を早戻しして。初潮前の肉体にもどしやがった……オレも指パッチンでイカされた」
「そうか……『対スグリ用性器』準備ポーズ」
「うふっ」
 女体アンドロイドは背中を丸めた屈み姿勢から、スグリに向かって少し腰を浮かせると指で性器を両側から引っ張り拡げた。
 嘲笑うスグリ。
「なにそのマヌケな格好、拡げた性器を人に向けて、いったい何をするつもり」


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