やっぱりいろいろな意味でヤバいよ、砂野スグリA 狙われたビジョ

 相変わらず召喚されて文句を言うヘド子。
「また、つまらない用事で呼び出して……まっ、バイト代出してくれるから、やるけれど」



 カラスの翼を背中から突出させた、日焼け裸女のフギンが言った。
「情報収集専門の、あたしは戦いは苦手ですけれど……ご主人さまに呼び出されたからには全力を出します」
 それぞれ、対峙している者たちが自然と互いの対戦相手を選んで見る。

『マエバリン』VS『ヘド子』

『女将ニッポン』VS『情報のフギン』

『人工裸女・ビジョ』VS『変態幼女・砂野スグリ』

 三対三のエッチな対抗戦……グループの中で勝利した者が、以降の戦いに協力参戦できて変則マッチができる。


 第一試合『マエバリン』VS『ヘド子』
 股間を四角い前貼りで隠した、マエバリンが拳からチ●コを飛び出させる。
 下半身をベトベトのコールタール化させてリングで対峙している、ヘド子が言った。
「あんたには、なんの恨みも無いけれど……これもバイト代のため、リングに沈め!」
 黒い液状になってリングに広がりはじめるヘド子……マエバリンは、波立つ黒い液体にチ●コを突き刺す。
 ヘド子の声がリングから聞こえた。
「そこは、あたしの穴じゃない
 黒いベトベトした液状が、リング全体に広がりコーナーポストやリングロープまで黒く染めた。
 ロープから滴るヘド子の黒い体……飛び下がったマエバリンの裸身がロープに捕まる。
「グルル……しまった!?」
 リング上にヘド子の顔上半分が現れる。
「もう逃げられない……勝負あった、イッちゃえ!」
 マエバリンの前貼りが自然に剥がれる、マエバリンが言った。
「リング全体が、おまえの体に被われていても関係ない……エロい奴が勝つ! スプラッシュ!〔淫汁噴射〕
 淫汁ブシュウゥゥウ!!
 マエバリンの股間から、強い誘淫効果の淫汁が、水鉄砲のようにリングに迸る。
 リング全体が小刻みに震えヘド子の絶頂声が響く。
「あひぃぃぃぃ!」
 同時にリングから黒く細い噴水がマエバリンの股間を直撃する、恍惚顔で腰を引くマエバリン。
「おッ、おッ、おッ」
 マエバリンもヘド子と一緒に……仲良く絶頂して果てた。
『マエバリン』VS『ヘド子』……相討ちオーガズム。

 第二試合『女将ニッポン』と『情報のフギン』とのエロ戦がはじまった。
 いきなり、女将ニッポンの頭上を旋回するフギンが言った。
「『女将ニッポン』の能力については、すでに調査済み……武器はその投げても手元に戻ってくる鉄扇のみ、身体能力は高いが恐れるほどではない……今ある能力は、共有で持ち回りしている『迷惑なフュージョン能力』……この試合で推理力で発揮する場面はないので『眠りの女将』は無し」
 女将が投げつけた鉄扇を余裕で回避するフギン。
「鉄扇も当たらなければどうってコトもない……『フュージョン』能力を使いたくても可能な味方はビジョのみ、神石を保持している者とのフュージョンは奪われるリスクが増大する……ゆえに、フュージョン能力は使われる可能性は低い」
 旋回して飛び回っているフギンが顔を赤らめて言った。
「このまま、上からフンを落とし続けてやる……キブアップするまで」
 フンをヒリ出そうと力むフギンの目前を、鉄扇が飛んできた。
 避けたフギン背後を、鉄扇の死角を利用して跳躍して近づいた女将がとる。
 フギンにしがみついた女将が叫ぶ。
強制フュージョン!!
「なっ!?」
 女将とフギンが融合する、片翼で飛べなくなったフギンと女将のフュージョン体がリングに落下した。
 フギンが奇妙な具合に融合した自分の体を触る……左右の大きさと形が違う乳房……日焼けした裸身には、しめ縄のたすき掛け……フンドシも締めて、日の丸ハチマキをしていた。
 女将と人相が合成されたフギンが片方の目を、寄り目にして怒鳴る。
「なに考えているのよ!! 敵とフュージョンするなんて!!」
「一緒に気持ち良く昇天しましょう……これが、あたしが考えた勝利する方法」



[前戯へ][後戯へ]

15/30ページ

[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!