これはいろいろな意味でヤバいよ、砂野スグリB 性戦勃発

 アモーレの矢が飛んだ直後の真地球のとある家……背中に矢が刺さった兄の部屋に妹が入ってきた。
 妹の頭にもアモーレの矢が刺さっていた。実妹が欲情した声で言った。
「お兄ちゃん、あたしずっと前からお兄ちゃんのコトが……あたしたち、肉体も心も義理の兄妹になったんだよね……血が繋がっていないから、セックスしてもいいんだよね
「そうだよ、今日から二人は義理の兄妹だから、セックスしてもいいんだよ」
 義理の関係になった兄と妹が裸になって向き合う。コンドーム青年が、兄のぺニスに避妊具を被せる。
「避妊しないと赤ちゃんできちゃいますよ、セッセ、セッセ」
ベットに仰向けになった妹の片足を持ち上げて、兄がセックスをする。
 兄のモノを受け入れた妹の膣穴が嬉しそうに拡がる……ヌチュネチュ。
「あぁぁ……お兄ちゃん……あふッ」
 兄が床で胡座した座位の体位に変わり、兄の上に向かい合って座った妹は、そのまま腰を沈めてマ●コチ●コを押し込むと腰を上下させる……ジュポッジュポッ。
「はふっ……お兄ちゃん大好き」
「オレも、おまえのコトが大好きだ……響子」
 兄に抱きついた妹は、嬉しそうに微笑みながら対面座位で腰を動かした。
 腰を動かしながら妹は何気なく兄の背中に刺さっていた矢を引き抜く、途端に兄の方が妹と血が繋がった血縁関係にもどり、アモーレの矢の効力が消えた兄は戸惑う。
「お、おまえ何やっているんだ? オレたち兄妹だぞ!?」
「はぁはぁ……そうだよ、お兄ちゃんとあたしは義理の兄妹だよ……んぁぁッ」
「ち、ちがう……あぁぁぁッ」
 兄は妹の中に射精をして、コンドームを膨らませた。

 アモーレの矢が降った地域では、性のモラルが完全に崩壊して愛の性行為が溢れていた。
 同性愛の矢が刺さり同性同士で愛を確かめ合う者。
 年齢を超越した愛を確かめ合う者。
 物体愛にのめり込む者〔ピグマリオン愛〕。
 ナルシストの矢が刺さり鏡の前で、自分への愛に浸る者。

 一国の指導者たちを特定して刺さった矢は『慈愛の人類愛の矢』で、ビックな愛に目覚めた国の指導者たちはすぐさま、兵器の全放棄を宣言して、紛争が続いている国や貧困な国への無償の援助協力を宣言した。
「ラブ&ピース……愛に満ちた世界に兵器は必要ない」

 虚つきや無責任や国民を欺いて平気な顔をして責任逃れをしている厚顔な、政治家や大学職員や警察関係者や役人やブラック企業の上層の者などには、軍医タコが特別に憧夢に持たせた『生涯土下座の詫び矢』が自動追尾で射ち込まれ「ごめんなさい、ごめんなさい」とコメツキバッタのように土下座人生が待っていた。

 時を同じくして地下に潜んでいた『ゴキブリ人間』たちが衣服を脱ぎ捨て、人類との異種交尾を挑んできた。
 街のあちらこちらでゴキブリと人類の性交が行われる。
 地下へ続く狭い階段で……電車の中で……押し入れの中で……ゴキブリと人類の繁殖性戦が勃発した。
「あぁん……あぁん」
「あふぅぅ」
 ゴキブリ人間のオスと人類のメス。ゴキブリ人間のメスと人類のオス。
今回の『性戦』の勝利条件は、ただ一つ……『ゴキブリ人間』VS『人類』どちらの種が繁殖数で上回り、真地球に君臨する種族になれるか……と、いうコトだった。
『ゴキブリ人類』の遺伝子力が強ければ、生まれてくるのは『ゴキブリ人類』で……『人類』の遺伝子力が強ければ、生まれてくるのは『人類』だった。
 性戦は国防庁の地下総司令室にも及んでいた。
 部屋のあちらこちらで、どこからか忍び込んできたゴキブリ人間と人類のセックスが行われていた。
 総司令室の女性オペレーターも、オスのゴキブリ人間にバックで犯されていた。



「はぁん……いぃ、ゴキブリのチ●コいぃ……アモーレの矢第二波、到達します……あぁん」
 部屋の天井をスリ抜けてきた、自己愛の矢が別のオペレーター女性に刺さる。


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