二つの世界の同時進行ストーリーA

「『魔王石』あげるから、ダーリンに酷いことさせないで……カメルクラルク」
『魔法石』は空中でネックレスから外れると、スグリの膨らみはじた胸の右乳首に吸い寄せられるように付着した。

『魔王石』ゲットだぜ!! 次はオリンポスの『ヘラ石』だぁ」
 スグリは鉄チンの操縦器を投げ捨てると、牛郎星に乗って飛んでいった。
 残された女キョンシーたちや、女フランケンシュタインの怪物は空を見上げ。
「あたしたち、この先どうしたらいいんですかぁ?」
 と、叫んでいた。

 真地球、とある町の建物の屋上に敷かれたマット……その上に裸で仰向けになって横たわった若い着衣人類男性のペニスに、避妊具を被せているコンドーム青年の姿があった。
「避妊しないと赤ちゃんできちゃいますからね……セッセ、セッセ」
 コンドーム青年がインターネットのサイトを使って募集した、初モノ熟女の憧夢とセックス希望の男性で審査を通過して、この建物の屋上に呼び出した。
 着衣人類男性がコンドームを装着されているのをウズウズは興味深そうに眺め。
 はぁはぁ……と呼吸も荒く、背中から白い翼を出して自分の股間をいじくり回していた。
 避妊具の装着が終了したコンドーム青年が言った。
「裸族人類専用に開発された強化コンドームを装着しました……何秒、皮膜が持つかはわかりませんけれど。着衣人類と裸族人類のセックスなら、種が違うので妊娠はしないと思います」
 憧夢は着衣人類男性に騎乗すると、念願のチ●コを膣穴にあてがって言った。
「はぁはぁはぁ……本当に、あたしみたいな年上でもいいの? 後悔しない?」
「オレ、熟女とか年上大好きっすから。ガンガン犯して欲しいっす」
「じゃあ、挿れるわよ」
 憧夢はゆっくりと腰を沈めて、チ●コをくわえ込みはじめた……ズニュゥゥ……憧夢のマ●コに男がはいっていく。
 憧夢は多少ぎこちなく腰を上下させる。
「はぁはぁ……はいった……痛く? ない?」
 憧夢の守り続けてきた貞操膜は……ついに破れ……もせずにゴムのように柔軟に拡がり、膣内に男のモノを受け入れていた。
 裸族人類の憧夢は処女膜を保持したまま男を知った。
 不思議な感覚で、騎乗位で腰を動かす憧夢。
「はぁはぁはぁ……これがセックス……処女なのに気持ちいぃ……あぁぁぁ」
 下になった男は憧夢の胸を揉む。
「熟女天使最高っす」
「はぁはぁはぁ……いぃ、膜が破れないで男を知った……セックス気持ちいぃ……あぁぁぁ」
 憧夢は男にしがみつく格好で腰を振って絶頂した。
 男の方は憧夢が絶頂する前に、意識を失い白目と口から白い泡を吹いていた。 初セックスで興奮して、リミッター調整が慣れない憧夢の膣の中で、着衣人類のペニスはボキボキに折れていた。
 男にしがみついて腰を蠢かしている憧夢に、ウズウズが言った。
「タコの神さんから言われていた憧夢への伝言があったじゃん、どんな意味かわからないけれど……『蘭花と銀牙が真地球に現れても争ってはならない』だってじゃん」
「はぁはぁ……蘭花と叔母のあたしが争う?」
 疑問視線の憧夢に神女アメノウズメノミコトは、別の伝言も伝えた。
「真地球で事を起こす前に、地下迷路で繁殖しているはずの『ゴキブリ人間』たちと接触して彼らの協力を求めた方がいいじゃんって……ゴキブリ人間たちは、快く協力してくれるはずじゃん」
「『ゴキブリ人間』って?」
 その時……屋上へ続く室内からの階段をザワザワと上ってくる者たちの気配がした、上ってきた者たちは日の光りが届かない影になっている部分から、触角を蠢かして憧夢たちを見ていた。
 触角を動かしている一人が憧夢たちに訊ねる。
「もしかして『裸族人類が存在する退屈でない世界』から来られた方々ですか? 数世代前の母や父から聞いています……軍医くんというタコの方が、卵だったあたしたちをレトロなロケットに乗せて真地球に送ってくれたから。恩人のタコの関係者の方々には協力するようにと伝わっています」





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