変態幼女・砂野スグリは帰ってきたB『裸族人類が存在する退屈でない世界』

「金色をしたレトロな宇宙船が真地球の都市公園に着陸して、オレたち二人が宇宙船から出てきたら野次馬たちから大爆笑されたな……レトロ宇宙船は自動でもどって行ったが」
「あたしたちが、いくら裸族人類の存在とか、淫らな世界の存在を話しても誰も本気にしてくれませんでしたね……挙げ句の果てにゴキブリ星の真実も隠蔽されて、宇宙の星で合同演習していたことにされちゃいましたね」
「そして、オレと副官はこの『セックスファイル室』の管理係に左遷だ……政府はオレンジ色の知的タコ型宇宙人の存在を認めたくないんだろうよ……オレには、あのレトロな流線型宇宙船でオレたちが脱出できたコトは、最初からタコ型宇宙人が仕組んでいたようにしか思えない」
「そう言えば……最近、地下鉄や下水迷路で目撃情報があったみたいなんですけれど……」
 と、一呼吸おいて化け物メイクの副官は言葉を続けた。
「ゴキブリ人間のオスやメスが、頻繁に目撃されているそうですよ」

〔ゴキブリ人間〕オス↓


〔ゴキブリ人間〕メス↓


「なにぃ? あのレトロ宇宙船にはゴキブリ人間の卵塊も積まれていたのか? オレンジ色のタコ……いったい何を企んでいるんだ?」
 艦長はゴキブリ人間のメスとのセックスに吐き気を覚え、副官はゴキブリ人間のオスのたくましいペニスに、突かれていた時のコトを思い出して……興奮しながら股間を押さえた。
 その時、引き出しの一つが激しく振動して、光りの筋が閉じられている引き出しの隙間から溢れる。
 艦長が慌てて光りを発している引き出しを開けると、分厚い金属板に鎖で固定された、矢尻がハート型をした一本の矢が何かに共鳴するように振動して光り輝いていた。
『アモーレの矢』が共鳴している……何かが、この真地球に近づいているのか?」


『裸族人類が存在する退屈でない世界』……月夜の大江戸砂漠のピラミッド群。
 一匹の耳が尖った黒い犬がピラミッドの入り口から、鳴きながら飛び出してきた。
「きゃん、きゃん、きゃん」
 エジプト風の装身具を身に付けた黒犬は、そのまま夜の砂漠を走ってどこかへ行ってしまった。
 犬の姿が砂漠の彼方に消えると、ピラミッドの入り口に中から瞬間移動してきたスグリが現れた……スグリの手には暗赤色の神石が握られている。
「三個目の『冥界神石〔アヌビス石〕』とったぞうぅ!! ちょろいちょろい」
 スグリは月光の下で、ピラミッドの石に腰かけるとノーパンの股を開く。
 マ●コから伸びた粘液の筋が『冥界神石』を所定の位置に吸い寄せる。
 冥界神アヌビスの石は、スグリの小さな膣穴が石を受け入れるように勝手に押し拡がりガッチリとハマった。
「んん……いきなり、穴が塞がるなんて……次は魔女の持っている『魔王石』か……んあぁ!」
 スグリはピラミッドの上で喘いだ。スグリは仰向けで喘ぎながら星空に向かって、何かを呼び寄せるように片手を伸ばす。
「来い……牛郎星〔ぎゅうろうぼし〕、あたしを次の目的地まで運べ」
 星形をした輝く平たい物体が空から飛んできて、喘いでいるスグリを乗せて飛んでいった。

 真地球の雪山……三脚で着陸している流線型のレトロ宇宙船から降りた。お守りの『コンドーム青年』は寒さに震えた。
「うわぁ、寒いですね下半身露出のフルチンだから、なおさら寒いです」
 コンドーム青年に続いてハシゴを降りてきた神女『ウズウズ』は、少しだけ両腕を擦った。
「あたしは裸女だから、それほど寒くは感じないじゃん……耐えられない寒さじゃないじゃん」
 雪山には白い翼を背中から生やした、裸族人類の憧夢も膝まで雪に埋もれた裸体で立っていた。
 ウズウズが憧夢に質問する。
「裸族人類は、この寒さはどうじゃん」
「あたしは別に寒くもないけれど」
 弓を持ち、背中に矢筒を背負った憧夢は、雪山で自分の裸身を触る。
 憧夢は軍医タコから特別な指示を受けて、この真地球にやってきた。
 それはウズウズたち神女が、女エロス神に覚醒した憧夢に期待して求めていたコトだった。



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あきゅろす。
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