【淫らな天国&淫らな地獄】B『温泉天国』と『イキっぱなし地獄(天国?)』

 一行が歩いて行くと石を積み上げた、野天風呂があり看板には『無料野天風呂アバババ温泉』と書かれていて、小さな文字で『長時間の入浴禁止』と書き添えられていた。
 硫黄の臭いが漂う野天風呂に興味を持ったのは、破華姉ぇだった。
「ちょっくら、入浴してみてもいいか……こういった旅先の温泉には目が無いので」
 他の者が見守る中、破華姉ぇは股間に付着させたり、生やしている結晶を砕き消滅させると。出現させた黒球で乳首や股間を隠して、硫黄の臭いが漂う温泉に入った。



「ふぅ……極楽、極楽」
 気持ち良さそうに入っている破華姉ぇに響子が訊ねる。
「大丈夫ですか? 有毒ガスなんか出ていませんか?」
 汗だくの顔を真っ赤にしながら、破華姉ぇが答える。
「別に普通の温泉だ、少し熱いくらいだが……ばぶぅ」
「ばぶぅ?」
 段々と破華姉ぇの様子がおかしくなってきた。
「ゴクラク……でしゅ、気持ちいいでしゅ……あばばばば」
 ちょうど、通りかかった『タツノオトシゴ種』の男性が、野天風呂の中で惚けている破華姉ぇを見て慌てる。
「早く風呂から出ろ! その野天風呂は十分間を越えて入浴していると大変なコトになる!」
 タツノオトシゴ種の男性に風呂から引っ張り出された破華姉ぇは、湯あたりしたような状態で仰向けに転がり、股を開いて幼児言葉を喋っていた。
「だぁだぁだぁ……ばぶぅ……あばばばばっ」
 タツノオトシゴ種の男性が割れて石の間に挟まっていた、注意書き看板を取り上げる。
 そこには『十分間以上続けて入浴すると精神が一時的に幼児化する危険があるので間隔を開けて入浴すること』と書かれていた。
 股間と乳首から黒球が消えた、破華姉ぇは赤ん坊のように指しゃぶりをして転がっている。
 軍医タコがネッシー裸女に質問する。
「もしかして、こうなるコトを知りながら黙って見ていましたか」
「知っていたである……我ら遊女はヌードナイトの採掘と運搬までは関与しているが、淫らな天国と地獄の○○天国や○○地獄までは関与しないのである……大丈夫、湯あたりみたいなものであるから、少ししたら元にもどる……早く幼児化から回復させたかったら、男のチ●コを突っ込めば回復するであろう……彼女はタツノオトシゴ種の男性に任せて先へ進むがよい」
 タツノオトシゴ種の男性からマ●コチ●コを入れられ……何をされているのかわからないまま「ばぶぅぅ……あふぅぅ、ばぶぅふぅ」と、幼児語で快感に喘いでいる破華姉ぇを残して一行は先へと進んだ。

 やがて一行は道の端にテントを張り、診察台を置いた『コアラ種』男性が言った。
「旅のお方、無料マッサージはいかがですか」
 今度は響子が興味を示す。
「マッサージなら危険はなさそうなので、ちょっと処術してもらってもいいですか……後から追いつきますから」
 軍医タコから承諾をもらった響子は、一人野外マッサージに残った。
『コアラ種』の処術師が言った。
「それでは全部脱いで、台の上に寝てください」
 言われるままにスッポンポンになった響子は、うつ伏せで横たわる。
 最初は普通のマッサージでリラックスしてきた響子に、処術師が耳元で囁いた。
「もっと気持ち良くなれる……特別コースがあるのですが……どうしますか? 無料ですが、肉体での特別なお支払をしていただきますが」
『裸族人類が存在する退屈ではない世界』でのマッサージが普通のマッサージで無いコトくらい、響子は最初から知っていた。
「はぁはぁ……ものすごく濃いのをお願いします」
「それではスペシャルコースに移行します」
 全身性感オイルマッサージをされて、響子の体が火照る。仰向けにさせられた響子の背中がアーチを描く。
「はうぅぅ……あひぃぃ」
 乳首を軽く引っ張られ、性器も指で刺激される。『コアラ種』の処術師が言った。
「まだまだ、こんなもんじゃないですよ……このツボを押すとどうなるか……ふふふっ」
 響子は深部に隠されていた性感のツボを押され、電流が走ったように跳ねた。
「はひぃぃぃぃぃ!!」
「次は、このツボと、このツボと、このツボを順番に押していったらどうなりますかな……ふふふっ」

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あきゅろす。
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